卒業生インタビューvol.21

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今回は、現在、超装飾系エンターテイメントグループ・DIAMOND☆DOGSのパフォーマーとして加入し、2011年5月にメジャーデビュー、他、舞台・ダンス・声優と多方面で幅広く活躍されている和田泰右さんのインタビューです。

和田さんは、和光鶴川幼稚園から、和光鶴川小学校・中学校・高等学校、そして和光大学と、すべて和光学園で学校生活を過ごされました。インタビュー当日は、セカンドシングルが出たばかりで、お忙しい時間の中、母校に足を運んでくださった和田泰右さんに、学生時代のお話や、今後の展望などについてうかがってみました。

(聞き手:和光鶴川小学校教諭 北山ひと美 )

ダンスの始まりは鶴小での民舞。その後、和光の様々な行事で自分を表現することの喜びに満たされ、芸能の世界へ。

聞き手:お久しぶりです。すっかり大人になりましたね。和光鶴川小学校(鶴小)ができて今年20周年を迎えます。泰右くんは2回生とのことでしたが、当時の様子や現在の活動についてお話を聞かせていただけますか。 和光鶴川幼稚園(鶴幼)から和光大学までと、生粋の和光っ子ということですが、そもそも和光を知ったきっかけは何でしたか。

和田: 今でも鮮明に憶えているのが、当時、建築途中だった鶴幼を見に家族4人で鶴幼の坂を登ったことです。先程、母に電話で聞きましたら、和光を知ったのは知人から、「和光鶴川幼稚園ってとっても良い幼稚園よ」っていう紹介だったそうです。当時、宮津先生という先生がおられて、面談してすぐに決めたそうです。
僕は本当にこの学園で良かったと思っているんです。和光それぞれの学校に特徴的な行事があって、こればっかりは他の学校にはとても真似ができないところですよね。

聞き手:鶴小に関してはどうですか? もう卒業後13年くらい経つそうですが、印象的なことは何かありますか。

和田:たくさんありますが、民舞が楽しかったし、先生一人ひとりを鮮明に覚えているほど、キャラが濃かったですね。鶴小では成田先生…。とっても怖かったイメージです(笑)

その他では合宿の思い出ですね。和光の合宿には、必ず山登りがついてまわりましたよね。サポートしてくれるお兄さん・お姉さんにどういう人が来てくれるのかもとても楽しみでした。3年の白駒荘もホントにステキでした。

聞き手:今は4年で横尾山、5年で魔子の山、6年はみずがき山で当時とはコースが違うのです。小学生でこんな山に登るの?って驚かれるくらいの山でしたね。当時は移行期だったので、多摩川の源流にも行きました。毎年、少しずつ変わっているのです。サポートの学生さんは和光大学の学生さんにも応援をお願いしたりしていました。必ず山に登るのは、やっぱり達成感が得られるからですね。 中学校も和光に内進されましたが、迷いはなかったのですか。

和田 :僕にとって和光はとっても楽しかったし、自然に行くんだ…って気持ちが芽生えていました。例えば館山水泳合宿をひとつ例にとっても指導員の資格を取って、高校生から大学3年まで毎年行きました。サブパートリーダー(略称:SL)まで上り詰めたんですよ。

卒業生でも関われる行事って他にはないことですよね。自分たちが行事をつくっていく…っていう感動はなかなか味わえませんよ。

聞き手:ダンスはいつから始めたのですか。部活動などと迷うことはなかったのでしょうか。

和田 :僕のダンスのきっかけは鶴小時代の民舞でした。今日も入り口に荒馬があって、懐かしかったのですが、ダンス自体は自分から習いに行きたい…と親に言いました。当時、DA PUMPに憧れて、部活の野球部と並行して通い始めたんです。

行きたいダンススタジオが渋谷だったのです。最初は親も付き添いで1度見に来てもらって、週に1度でしたが野球よりも行きたい気持ちが強かったですね。

聞き手:飛び込んで行く意思が凄いですね。そして、親御さんの理解もあったわけですね。

和田:だんだんと発表したいという気持ちが芽生えてきて、15歳の主張で初めてダンスを披露したんです。 和光って音響や照明に綜合舞台が入っていてホントに本格的でしたから、仲の良い奴とメンバーを組んで、高校でもユニットを組んだりしていました。

ダンスを高校文化祭のオンステージでやる…っていうのは、当時はバンドばかりでなかったのですが、ダンスで僕らが初優勝をしたっていうのはいまだに鮮烈でした。現在もプロのダンサーさんとして活躍されている人もいます。

聞き手:中学での感動がまた高校でも違った感動を得られたようですね。私は泰右くんのお母さんにぜひ見に来てくださいって言われたオンステージには残念ながら行けなかったのですが…。本物を目指したっていうところが凄いですね。その原動力になったのは何なんでしょう?

和田:すごく辛いこともあるけれど、舞台に立った瞬間の感動は何ものにも代え難いものでしたから、乗り越えることも出来ました。 高校体育祭の開会式のエンターも見せ場でした。そういうことが好きなクラスだったということもありますが、ゴリエが流行った年だったので、エンターもダンス系でノリノリでした。

聞き手:大学でも勉強しながら両立するのは大変ではなかったですか。

和田:大学の途中からオーディションを受けて、ミュージカルの舞台も目指しました。ちょうど、大学2年の時、辞めようか…と思い悩んだ瞬間がありました。

聞き手:それはどうやって乗り越えたのですか。

和田:母がミュージカルのオーディションの募集の小さな記事を持ってきてくれたんです。その記事は大橋ひろえさんという親和会の企画でお呼びした人で、『Call Me Hero!』というミュージカルに出してもらって、幕が降りた瞬間に涙が溢れたんです。人前で自分を表現して、お金を頂く…。生半可な気持ちでは通用しないけれど、これでやろう!!そう決めたんです。

聞き手:実に泰右くんの活動は多彩ですよね。

和田 :ダンスやモデルとして先ずは雑誌に出たい、自分を露出したいという気持ちが強くなってきて、大学時代は舞台系の事務所に所属したんです。

『テニスの王子様』という、人気漫画から舞台化された若手の登竜門の舞台に出たい…と思いながら、最終まで残りながらもダメでした。3度目の正直!と思って受けたオーディションで通ったんです。2009年に夢がまた一つ叶ったわけです。

聞き手:人とのつながりの中で、自分の目指すモノがあるというのは良いですね。

和田 :和光で得たのは、自ら飛び込んで行く力。そのきっかけは沢山転がっているところです。大変さよりもその先に楽しいことがあると思うと自然と頑張れるんです。

聞き手: 現在、学生時代の友人とはどんな感じなのですか。

和田:今もしょっちゅう和光時代の仲間とはつるんでいます。同じ時を過ごしたというだけで不思議と連帯感って湧いて来るものです。それにあの時、ああだったこうだったと共感できるのは、この学園ならではのことではないでしょうか。

聞き手:小学校時代でこころに残っている学習は何でしょう?

和田:それは「沖縄学習旅行」ですね。 小学校時代に沖縄戦やらの歴史、沖縄の文化に触れる体験が出来たというのは、今の自分にとって大きな財産になっています。
つい数日前も仕事で沖縄に行って来たのですが、DIAMOND☆DOGSのライブで三線も披露しました(笑)

聞き手:泰右くんの頃は、宮城喜久子さんと、沖縄戦当時のコースをたどり、荒崎海岸まで行って証言して下さいましたね。和光学園では沖縄を学ぶ事の意義については十分認めながらも、踏み切るまでに実に10年間を要しました。当時、日航ジャンボ機の事故もあって、小学生を飛行機に乗せることについても賛否ありました。

多くの証言者やガイドの先生方を初め、様々な方たちのお力を借りて進めてきた沖縄学習旅行、今年は和光小25年・鶴小15年を迎えます。12月末には、沖縄での記念行事も予定しています。泰右くんのお母さんも沖縄フォーラム10年には参加されましたよね。

鶴小では、「集団自決」が行われた渡嘉敷にも行きますが、貴重な経験ですね。去年は台風のため島に渡れず、美ら海水族館になってしまいました。

当時の沖縄学習旅行などは泰右くんの中にはどう生きていますか。

和田:人前に出る力、何かを発する力、表現する意志を持って話せる力は和光で得たものです。  DIAMOND☆DOGSのメンバー間でも話をするのですが、こんなに卒業生が関われる行事のある学校はありません。僕は自分に子どもができたら、ぜひ、和光に入れたいです。北山先生の知っている引っ込み思案な自分から、だんだんと自分で決める人間になってきました。(笑)

聞き手:それでは今後の夢を教えてください。

和田:14歳からダンスを始めた時にデビューしたいと決めました。今年でダンスを始めて丸10年になります。根拠のない自信から着実に積み上げていけるようになりました。 デビューしたからにはドームツアーができるアーティストになりたいと思いますし、紅白にも出たいですし、常に表現者としてあり続けたいと思います。自分の好きな事を続けていきながら、挑戦していきたいです。1日1回は良かったと思えるそんな自分になりたいと思います。DIAMOND☆DOGSというグループとしてもですが、和田泰右として、ダンサーでありアクターを確立させていきたいのです。

聞き手:それでは最後に和光生に向けてメッセージをお願いします。

和田:和光生はやりたい事が明確な人が多いです。もちろん、まだ見つからない人もいるかもしれませんが、全力で楽しんでください。今は嫌なことでも、その先には楽しいことが待っています。

今、生きている時間を大切に、そして和光生でいられる幸せを噛みしめてください。
決して自分の夢は譲らずに、周りの人との絆を大切に過ごしてください。

聞き手:今日はお忙しい中、本当にありがとうございました。なかなか来られないかもしれませんが、また今度は卒業生として、その勇姿を見せてくださいね。今後とも応援しています。

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プロフィール

和田 泰右(わだたいすけ) パフォーマー・俳優

1986年10月17日生まれ  14歳よりHIPHOPを始める。数々のコンテストで受賞をし、イベント等への出演やCM・モデルとしても活動する。 2006年からミュージカル出演の機会が続き、2008年にブロードウェイミュージカル「グリース」、ミュージカル「君に捧げる歌」に出演。また、2009年にはミュージカル「テニスの王子様」に出演し人気を得る。 2010年5月よりDIAMOND☆DOGSメンバーに加入、舞台「マスカレード」、「BLUE & RED」他イベント等に多数出演。 その他、2010年「ALTAR BOYZ」にはチームORANGE・フアン役として出演、フレッシュで斬新なファンを誕生させて注目を浴びた。 また、DIAMOND☆DOGSメンバーの森新吾と共に新ユニットMILLION DOLLAR ROUGEを結成、初回ライブを超満員にするなど、多方面に活躍の幅を広げている。 主な作品 ミュージカル「グリース」「君にささげる歌」「テニスの王子様」「マスカレード」「BLUE & RED」「MILLION DOLLAR ROUGE」他 1stシングル2011年5月11日『カルナバル~禁じられた愛~』 2ndシングル2011年8月31日『ひらり、Ageha』

和田泰右オフィシャルブログ

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