沖縄学習旅行2日目「南部戦跡から学ぶ沖縄戦」

学習旅行2日目は、早朝から動き始めました。クラスごとにわかれて、ひめゆり学徒隊・白梅学徒隊のたどったコースをめぐります。
1組は「ひめゆりコース」です。まずは元ひめゆり学徒隊だった方の証言を聴きます。
壮絶な体験に、子どもたちも真剣に耳を傾けます。
南風原陸軍病院壕跡では、当時の状況を聴き、「めしあげ」の道を登ってみました。
ガイドの方が、「当時は、1日これだけの食事だったのだよ。」と、ピンポン玉サイズのおにぎりを作ってきてくれました。
南風原文化センター内には、陸軍病院壕内部の様子が再現されており、これまで聴いた話しがリアルに浮かび上がってきます。
アブチラガマの中にも入りました。
ガマ内部の撮影はできませんでしたが、ライトを1分間消して、暗闇体験も行いました。
わずか30分ほど入っていただけですが、外に出てきた子どもたちは開放感を感じていました。
最後は、第1外科壕跡に行き、黙祷をささげました。
2組は「白梅コース」です。
松山公園からスタートし、八重瀬公園に残る第1野戦病院本部壕跡で話しを聴きます。
ヌヌマチガマに入り、同じく暗闇体験も行いました。
白梅の塔の前では、戦争体験者の方のお話しを、オンラインでつないで聴きました。
午前中しっかりと学んだ後の沖縄そばは格別です。
午後はひめゆり資料館へ。時間が足りなく、「もっと見たい!」の声が。子どもたちの学ぶ気持ちがすごいです。
平和祈念公園に場所を移動し、まずは「韓国の塔」の前で話しを聴きます。
「平和の礎」の見方についてお話しを聴いた後、自由にフィールドします。
「ひいおじいちゃんの名前を見つけた!」という子どももいて驚きました。
最後に平和集会を行いました。『命どぅ宝』を歌うとともに、エイサーを踊り、霊を慰めます。子どもたちの踊りにもとても気持ちが入っていました。
朝早くから、実体験を通しながら本当によく学びました。充実感を胸に、ホテルへ戻ります。
夜は、沖縄の文化と出会う時間ですが、また改めて紹介します。