6年生 夏休み研究発表 「人に出会うこと」が難しい状況の中で

低学年の「コツコツドカン」から、中学年の自由研究・総合学習の研究、5年生での「食」の研究を経て、6年生は「総合学習沖縄に関わる研究」か「社会科歴史学習の戦争と平和にかかわる研究」のうちどちらかを選んで取り組むことになっています。
例年6年生には「かならず人との出会いを作ること。本やネットで調べただけ、作っただけではダメ!」という提起を夏休み前にしているのですが、今年はコロナ禍の中で研究を進めるのが本当に大変だったと思います。その中でみんな工夫して発表をまとめてきました。
沖縄そばについて観光協会に手紙を送りまくって9つの協会からお返事をもらった人
沖縄のヤンバルクイナの保護センターの人に手紙を送った人、
知り合いの方とテレビ電話でつないで三線の演奏を聴いてもらった人、
歴史家の方にお手紙を送った人。夏休みの終わりまでには返事が届かず、あきらめていたところなんと9月になってからお手紙を届き、追加で発表してもらいました。
ひいおじいちゃんの「手記」からまとめた人。もう亡くなられた方にはお会いすることはできないけど、書いてあるもの、残されたものの中から出会えるものもありました。
一人一人が工夫をして、研究をまとめてきました。今までと同じような方法ではうまくいかないときにどうするか?こうした状況の中でも考えること、できることを追求すること、ここまで5年間の夏の研究の積み重ねが生きているんだなと感じました。