和光小学校では教科教育と生活勉強・総合学習を通して子どもたちの全人的な発達を促すよう独自カリキュラムを構成しています。
教科教育
子どもたちに学びの喜びを わかりやすく楽しい授業を生み出すオリジナル授業
国語/数学/社会/理科
子ども自身の「なぜ」「どうしてなんだろう」「賢くなりたい」という内なる意欲を掘り起こっせるように教科教育のカリキュラムが組まれています。私たちは「発達の原動力は子ども自身にあるから」と考えているからです。
「子どもが疑問を持つとしたらどんなことか」を基本に「何を知りたがっているのか」「それによってどんなことができるのか」という視点で授業を組み立てていくと、必然的に教材は「手作り」のものになっていくのです。
子どもたちが学びにどれだけ「ドキドキ」「ワクワク」できるかで、もっと知りたい意欲が湧き上がってくると考えているのです。
和光ならではの「感性を育む」教育 豊かな表現者としての「感性」を育てる教育
音楽/美術/体育/工作技術
多様な音を感じること。仲間と共有すること。表現すること。生活のまわりにあるさまざまなコト・モノをとらえ、描くこと。モノとつきあうこと。モノを感じ、つくりかえること。自分の体を自分でコントロールし、自分の思うように動かすこと。
これらはすべて人が人ととして育つ上で非常に重要な活動に他なりません。
和光小学校では、音楽・美術・技術・体育といった教科の中で、人としての感性としなやかな身体を、それぞれの子どもの発達に即して大事に育てていきます。
生活勉強・総合学習
1,2年生(生活勉強)
「みんなあのね…」低学年の子供達は言いたがり・知りたがり!・やりたがりです。そんな子どもたちの意欲を大切に身のまわりすべてを題材にする学習、それが生活勉強です。一人ひとりが普段の生活で見つけたこと、発見したことをみなの前で発表し、それをもとにしてみんなで深める勉強につなげていきます。実際に体を使った体験学習もいっぱいします。
生活勉強ではいろいろな活動をしますが以下はその主な題材です。
- 誕生絵本
- 針仕事
- わら細工
- パンづくり
3〜6年生(総合学習)
3年生
蚕を育てる
和光小学校では3年生から総合学習が始まります。蚕を育て、そのまゆから糸を取り、作品をつくってみるのです。最初は蚕にさわれない子もいますが、エサである桑をやりながら、世話をしていくうちに少しづつ触れるようになっていきます。農家の人にも教えてもらいながら育てることを通して、命や自然、ものづくりへの見方を広げていきます。
4年生
源流から河口まで「多摩川」に学ぶ
総合学習「多摩川」では、近くの多摩川に足を伸ばします。そこに生息する魚や昆虫と言った生き物、植物など触れながら、生命の力強さ、自然の不思議さを体験を通して学んでいきます。捕まえた魚や昆虫は学校に持ち帰り水槽で飼います。さながら小さな水族館のようになります。
5年生
「食」は育てることから始まる
「食べること」は「命を生み出すこと」「命を支えること」だと大きく位置づけています。5年生の「食と健康・本物の食を探る」というテーマでは、子どもたちと実際に食べ物をつくります。作る活動をくぐる中で「食」という身近で具体的なことから現代社会の「食」に関する問題や矛盾を探り、考えていきます。
思春期を正しく知る
今を生きる子どもたちの課題の中で、子どもたち自身が「いかに生きるか」を探るもっとも重要なキーワードとなるのが、「男の子である自分」「女の子である自分」です。それぞれをしっかりと見つめ、自分が成長するためには何が必要かを自覚することから、思春期の一歩を踏み出していきます。親子関係の洗い直しや、友だち関係を深めたり、新しく築くなどを通して、自立した人間としての成長の階段を踏み出していく最初の一歩となる学習です。
6年生
沖縄を学ぶと日本が 世界が見えてくる
6年生は毎年10月に沖縄に学習旅行に行きます。1学期から沖縄の言葉や料理、踊り、自然など文化や歴史を学びます。沖縄の新聞を取り寄せレポートつくったり、シーサーをつくったり、三線を引いたりという体験もします。社会の歴史学習とふくめて実際に沖縄の地で5感をフルに働かせた体験学習を行っています。