あこがれの空の下、雲は流れ ~ドキュメンタリー映画、クラウドファンディングが終了しました~

和光小学校 校園長ブログ
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学校が突然の休校となって一週間が経ちます。

子どもたちにとってはこれまで続けてきた学校生活がいきなり「終わり」となってしまい、何が何だかわからないうちに長いお休みが始まってしまいました。感染拡大防止のための緊急措置であるとはいえ、子どもたちも保護者のみなさまも、心の整理がつかないままの日々を過ごされていることでしょう。

私たち教員も、そうでなくてもあと何日、と指折り数える3学期、あれもやりたい、これもやろう、と、子どもたちとともに過ごす最後の日々を楽しく充実したものにするため、それぞれに考えを巡らせているところでした。今は、会えなくなった子どもたち一人ひとりのことを想いながら、この1年間の学習と生活を振り返り、4月、始業式で手渡す「評価カード」を作っています。

6年生のみなさん、和光小学校での大切な最後の日々を、こんなに理不尽な形で取り上げられてしまったことに、気持ちの持っていき場がなく、辛い悲しい想いをされていることだと思います。保護者のみなさまも、親和会で語り合う場も持てないままに卒業が近づいていること、やりきれない想いをお持ちだろうとお察し致します。

みなさんの体調が安定し、少しでも心安らかに毎日を過ごされることを願うばかりです。

さて、このコロナパニックでドキュメンタリー映画「あこがれの空の下」の先行上映会のお知らせなどが滞ってしまっていました。みなさまにご協力をお願いしたクラウドファンディング、先ほど終了となりました。

最終的に、186名の方に応募して頂き、4,252,001円が集まりました。目標額の300万円を大きく上回る金額となりましたこと、驚きとともに感謝に堪えません。

臨時休校措置で子どもたちの生活がどこかに追いやられてしまいかねないような事態であるからこそ、私たちは、子どもたち一人ひとりを大切にするということはどういうことなのか、子どもたちが多くの時間を過ごす学校生活、学校での学びをどう作っていくのかを落ち着いて考えなければなりません。

一昨日、古い卒業生の方が和光小学校を訪ねてきて下さいました。

2年前、戦後間もない頃、和光学園で学んだという同窓生の方々が、90歳になられたかつて和光高校の副校長(当時は主事と言いました)であった小林先生を囲んで、和光小学校の教室で同窓会を開きました。後で当時の貴重な写真をCDにしたものを頂き、「昔の和光学園」の学習に使わせて頂いたのでした。

その小林先生から、第14回卒業のみなさんが和光小学校で同窓会をしたいそうだ、とご連絡を頂きました。一昨日は昭和23年(1948年)生まれだという卒業生の方が、会場の下見にいらっしゃいました。当時は小学校、中学校、高校が今の和光小学校の中高学年棟にあり、今の幼稚園園舎の向こう側には豚小屋があって、時折においが漂ってきたのだとか。当時と変わらないのはいちょうの木と校舎わきの松の木だけとなりました。

小中高とこの校舎で過ごしたというその卒業生の方が、和光で学ぶことが出来てほんとうによかったと思っている、この教育のよさはすぐにはわからない、大人になってようやくわかるものだ、と話して下さいました。うれしいおことばでした。クラウドファンディングのコメントには、「自分が通った時と様変わりしていましたが不思議と違和感はありませんでした。 銀杏の木の場所はそのままでしたが大きく大きくなっていて、子どもたちを見守り続けているように感じました。 素敵な記録になっていることと期待しています。」と書いて下さいました。

クラウドファンディングには、最後の数日、20名近くの方が応募して下さいました。世界中がウイルスという見えない敵に対峙せざるを得ないこの時期に、和光小学校のドキュメンタリー映画に関心を寄せて頂き、私財を投じていただいたということに胸がいっぱいになります。

残念ながら、3月下旬に予定していた先行上映会は、延期となる可能性も出てきました。その時は、このさわぎが落ち着き、新しい1年が始まったところで改めて先行上映会のお知らせをさせていただきます。

卒業式まであと10日、私たちは最高の卒業式を準備したいと思っています。

 

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