あいさつ

こんな時だからこそ、人とのつながりを感じることができる日々を

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今日が3学期の始業日です。全校で集う始業式は行えませんので、放送を使っての会となりました。北山校長先生のことばを紹介します。

 

和光小学校のみなさん、新年あけましておめでとうございます。

1月8日に始まるはずの3学期が、4日遅れの今日、12日がスタートとなりました。新型コロナウイルスの感染が大きく広がり、東京とその近くの地域に「緊急事態宣言」が出されました。「緊急事態宣言」は、去年の4月、学校が休校中にも一度出されましたが、今回は学校を休校にすることはしなくてもよさそうです。でも、新型コロナウイルス感染は去年の春よりずっと深刻な状況になっています。感染する人がとても多くなってしまい、病院などに入院することができない人たちがどんどん増えているということです。病院などで働いていらっしゃる医療関係者の方々はものすごく頑張ってくれていますが、それ以上に具合が悪くなる人が増えると追いつかなくなってしまいます。だから何とかして感染する人の数を減らさなければなりません。「緊急事態宣言」というのは、感染する人を減らすためにいろいろとがまんしなければいけないことがありますよ、ということです。

和光小学校は、多くの人が電車やバスで通っています。電車やバスもマスクを着けておしゃべりをせず、空気を入れ替えていれば大丈夫だということがわかってきましたが、それでも多くの人といっしょになることで心配もあります。もともと8日の始業式の日は全校で集まることはしないことにしていたこともあり、「緊急事態宣言」が出た直後にみなさんが満員電車に乗って学校に来ることが心配だという気持ちもあって、この日はお休みとし、「緊急事態宣言」が出ている中での学校生活をどのように送るかをみなさんにきちんとお知らせして3学期をスタートさせたいと思いました。

おうちの方には週末にお知らせしていますが、いくつかのことで2学期までの生活とは変わるところがあります。まず、朝の会が9時半から始まります。少しでも満員電車に乗らなくてもいいようにしたいということで始まりの時間を45分間遅くしました。6月の時のように自転車で来ること、自家用車でおうちの人に送ってもらうこともできるようにします。朝の始まりが遅くなるため、朝の会、帰りの会がそれぞれ5分ずつ短くなり、しばらくはロング昼休みもなしにします。中休みをなくすことも考えましたが、少し短くなっても、みんなの休み時間を保障したいと先生たちは考えました。

新型コロナウイルスの感染は、食べたり飲んだりするところでうつりやすい、ということがわかってきました。私たちはいつもマスクを着けてウイルスがうつらないように気をつけていますが、食べたり飲んだりする時にはマスクを外すからです。ですから、当分の間、調理活動などをすることができません。このことでみなさんに特にお願いしたいのは、お弁当の時のことです。向かい合わせにならない、おしゃべりをしないことにしていますが、これからはもっともっと気をつけて、お弁当の間はまったくおしゃべりしないことを守ってほしいと思います。

これまでもみなさんにはガマンしてもらうことがたくさんあったのに、まだまだガマンしてもらわなければならないこと、私もつらい気持ちでいっぱいです。

お弁当の時間は、みんなでワイワイおしゃべりしながら食事をする楽しい時間であるはずなのに、ウイルスの感染は、私たちの生活から楽しいことをどんどん奪っていきます。少しでも早くこのような時期が終わればいい、と願うばかりです。

ガマンする、ということでは、6月に学校が始まったときからみなさんにはできるだけマスクを着けてもらっています。マスクを着けると顔の半分以上が隠れてしまうので、相手の人の顔がよくわからなくなりますね。前から知っている人だと思い出すことができますが、初めて会う人では本当はどんな顔をしているのかな、と思いながら話をすることになります。そしてもっと困るのは、相手の人が笑っているのか、怒っているのか、などの気持ちがよくわからないことです。私たちは誰かと話をするとき、相手の顔を見て、どのように思っているかを受け止めながら話します。その顔が半分隠れてしまうと相手の気持ちがわかりにくくなります。それでもいつもいっしょに過ごしている友だちとは、目の動き、声、しぐさなどからなんとなく気持ちがわかって通じ合えるのはすごいことだなぁと思います。

こんなにガマンすることが多い学校生活ですが、前のように休校にすることなく、みんなが集まって授業を受けたり、休み時間を過ごしたりすることができることはなんとありがたいことでしょう。

6年生が休校期間中に書いた作文集を読みました。特にテーマが決められていたわけではなかったので、一人一人が書きたいことを書いていて、とても興味深く読ませてもらいました。その中からE.N.くんの作文を紹介します。

「場所がちがうだけで・・・」   E.N.

新型コロナウイルスの影響で学校が休校になり、勉強を家でやることになって僕は困っている。理由は家で勉強をやるとなぜかやる気が出なくて勉強がはかどらないからだ。場所がいつもとちがうだけでこんなに変わるとは自分でもおどろいた。みんなはどのように勉強をすすめているのだろうか。そしてみんなは勉強がはかどっているのだろうか・・・・

こんな感じでやる気が出ないから、僕は時間割を決めて勉強をすることにした。その結果、最初の方はかなりはかどった。しかし、だんだんペースは落ちていった。だが時間割がないときよりははかどっていた。僕はだんだんと落ちていくペースに困っていた。

その時パッとひらめいた。うちにそんなハイテクな物はないけど、VRゴーグルをつけて学校にいるみたいにしてクラスの人もそこにいるみたいにすれば、やる気が出るのではないか。一度でいいから試してみたいものだ。

他にも、T.S.くんは「早く学校に行きいつものように授業ができるようになるのが待ち遠しい。こうしている今も一日一日時間が減ってきているから早く学校に行く日が来てほしい。そしてまたじしゅくにならないでほしい。・・・・でももうすぐ学校に行けると考えると毎日が楽しい。」と書いています。U.S.くんは、動画を見てやる学習に対して「なぜか学校でやっている勉強より楽しくないというのか、おもしろくないというのか、何かが抜けている気がして変な感じでした。やっぱり学校でみんなとやった方が意見も言い合えるし一緒に考えられるので、学校で学ぶ大切さを身にしみて実感しました。」と書いていました。

長い休校期間中には先生たちが作った動画をおうちで見て学習することに取り組んでもらいましたが、学校での学習とは何か違った感じがしたのではないでしょうか。オンライン朝の集いで久しぶりに友だちと出会うことができてうれしかったと思いますが、でもやっぱり“おもしろくないというか、何かが抜けている気がして変な感じ”というのは、多くの人が感じたことではないかと思います。それは先生たちも同じでした。

2学期の終わり、どの学年もみなさんの振り返りが学級通信で紹介されていました。運動会のこと、いちょうまつりのこと、総合学習のこと、算数、国語などの授業のことなどが生き生きと書かれていて、友だちといっしょに過ごした姿が目に浮かぶようでした。

これからの3学期、こんな時だからこそクラスの仲間といっしょに笑ったり泣いたりしながら学校での日々を過ごしてほしいと思います。そしてマスク越しではありますが、つながり合っていることを感じることができるような、たくさんの学びを重ねていってください。  (校長 北山 ひと美)

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