5年生国語科「狂言を観る会」

先日、「狂言を観る会」がありました。
この日の体育館は、まさに能楽堂。いつもとは違う雰囲気です。



先日、「狂言を観る会」がありました。
この日の体育館は、まさに能楽堂。いつもとは違う雰囲気です。
和光小学校の国語の授業では教科書を使いません。「教科書を使わないって、ではどうやって授業をしているのですか?」とよくご質問をいただきます。ここでは5年生の授業の様子からご紹介します。
扱う作品は、「ごんぎつね」や「スーホの白い馬」のような教科書の定番教材もあれば、総合学習や社会科の学習内容に関連した読み物を選ぶこともあります。教材研究をしていく中で、一斉配布するか、部分配布するかを授業者が考えます。同じ教材でも授業の組み立てによって教材との出会わせ方が異なるのです。
「それでは新しいページを配ります」と先生がいうと、班長や国語リーダーがプリントを取りに行きます。
受け取ると夢中で読み始める子どもたち。みんな続きが気になるのですよね。
新しいページを配ったあとは、教師の範読や子どもたちの音読、知らない言葉やわからない表現を出し合います。
「それってこういう意味じゃない?」「え、でも前のページにこう書いてあったから…」「じゃここはどうなるの?」と子どもたちの言葉から自然にやりとりが広がっていきます。
まもなく2023年度生向けの学校説明会日程が発表されます。ぜひ和光小学校の授業を見に来てください。
和光中学校は町田市にありますが、多くの子どもたちが内部進学をします。
先日、その和光中学校に行くと、校舎の中に中学校3年生が国語の授業で作成した「意見広告ポスター」というものが掲示されていました。その中には、和光小学校卒業生の作品もあり、思わず立ち止まってじっくりと読みました。そのことば、表現が素晴らしく、思わず写真をとってきました。本人たちの許可を得て、このブログで紹介しようかと思ったのですが、ここではあまりにも文字が小さくなってしまい読みづらいので、和光小学校TwitterとInstagramで紹介しています。(多少読みやすいかと思います。)
これを機に、和光学園(和光小学校)のTwitterとInstagramものぞいてみてください!
和光学園の中でじっくりと”自分”を育てる卒業生の姿に嬉しくなります。
1学期にひらがな、2学期に漢字を習った1年生の子どもたち。文字を書くことはすっかり得意になりました。
入学以来、色々な詩を読んできましたが、同時に自分の気もちや経験を詩にする活動も大切にしています。
クリスマスやお正月、雪やたこあげ…冬休みならではの思い出をたくさんつくった子どもたち。
作品をいくつか紹介させてください。
ゆき
Y.Y
ゆきが かたまると すべるよ
ままが すってんころり
それをみて
きをつけようとおもって
はしれない
たこあげ
K.T
かぜにのって とんでいく
どんどんとんでく
たこよ とべ
いっぱいはしって
とうとう とんだ
いろんな たこだ
すきー
K.S
げれんでで すべった
ゆきだるまも つくった
おばあちゃんとおじいちゃんの おうちにも いった
やっぱり
ふゆやすみは おもしろかった
くりすます
K.M.J
よるは すーすー人がねる
そとには しゃんしゃんさんたさん
まちにでて 子どもがねてるか たしかめる
すーすーみんな ねているね
さんたさん ぷれぜんと とどけにいく
いい子じゃなかったら あげないぞ
わたしにきたよ ぷれぜんと
こないとおもった ぷれぜんと
やったー
ふゆ
A.Y
ふゆは つめたい
ふゆは ゆきがふる
ふゆは きたかぜがふく
ふゆは ゆきだるまがつくれる
つめたいかぜが ふく
どの作品にもその子なりの見方やリズムがありますね。
書いた詩は、学級通信で紹介したり、印刷配布してみんなで読み、詩のファイルに綴じています。
友だちの作品を楽しんだり自分の作品をみんなが声に出してくれることは、誰にとっても嬉しいものです。
こういう時間が、一人ひとりの表現を伸ばすだけでなく、一緒に学び合う学級集団づくりに欠かせないと考えています。
1年生の漢字の授業の様子をご紹介します。1年生は2学期から漢字の授業を始めます。
まずは自分たちの身の回りにある漢字を探したり、難しい字を書いてみたり、漢字に興味をもつ時間を取ります。
授業では和光小学校オリジナルのテキストを使っています。1年生から6年生まで6冊の授業書があります。
40分の授業では2〜4字を丁寧に学習します。読み方、漢字の成り立ち、書き順、なぞり、練習、言葉集め、お話づくり…やることはたくさん!学年が上がっていくと、漢字辞典を使って熟語を調べたり、「研究」コーナーにその字の研究をしたり、学習が深まっていきます。
漢字がたくさん書けることも大事ですが、それだけではなく、生活のなかで生きる漢字の力を目指しています。
1学期にひらがなを学んだ1年生。詩を書いたり、「せんせいあのね…」と先生にノートでお話を届けてくれたり、書く活動を楽しんでいます。
2学期からは漢字の学習がスタートします。そのことを伝えると、「漢字知ってるよ!オレ書けるよ!」「え、漢字まだ書けないよ、、、」色々な声があがります。まあまあ焦らないでいいよ、まずは身の回りにどんな漢字があるのか、漢字探しをしてみよう、と呼びかけました。
「先生、あったよ!算数の授業書に【和光小学校】って書いてある!!」見つけた漢字はノートに丁寧に写してみます。
「こっちにもあったぁ!!」と廊下から声が。本棚の本から夢中で書き写していました。
「廊下にもあるぞー!」みんな何を見ているのかな?【1年2組】と書かれた教室の看板を見つけたんだね!
「本には漢字がいっぱいだ!!」こちらは図書室。漢字が読めると読める本の世界がぐ〜っと広がるね。
授業中の高学年の教室の前に座り込む1年生。「高学年の授業では黒板が漢字だらけだ…高学年ってすごいね!」大丈夫、みんなも書けるようになるからね。
漢字の学習はついつい「いくつ書けたか」と量に目がいってしまいがちになります。漢字を探したり、関連付けたり、分析したり、使ってみたり…豊かに文字の学習を展開していきたいものです。
和光小学校に入学して2ヶ月ほどが経った1年生。ひらがなをすべて習って、ちょっとずつ文の読み書きができるようになってきました。
入学以来いくつかの詩を一緒に読んできましたが、そろそろ自分たちでも詩を書いてみよう、と挑戦してみました。1年生の作品をいくつか紹介しますね。ブログの仕様上横書きになりますが、子どもたちにはB6サイズの縦書きに打ち直して印刷し、一人ひとりの詩のファイルに綴じています。
『うみ』
うみ はやく いきたいな
そのまえに おひるごはんだ
きょうは なにかな
どきどきする
あ
きょうは かれー
『さっかー』
さっかーの かえりに
ともだちと あそんで
ゆうがたに なっていた
いえの かぎが あいてなくて
せーふ
『あそび』
あそんだら
あせを かく
あせかいたら
みずを のむ
『ざりがに』
ざりがに あかい
はさみを もっている
いたい
きれる
ぼく まける
つぎは かつ
『ゆめをみる』
ねてるときだけ みるよ
がいこつに
てを かまれたことも ある
いいゆめ やなゆめ
いろいろあるけど
ゆめを みないときも ある
人それぞれ自分でテーマを決めてステキな詩を書いてくれました。
授業では、みんなで一緒に詩を読んだり、班ごとに好きな詩をファイルから選んで読む練習をしたりしています。班によっては「もうおぼえちゃった!」という人もいて、いきなり暗唱の発表をしてくれた班もありました。
クラス36人みんなの詩を読み合って、言葉の世界が広がっていくといいですね。
6年生は、入学式前にはできなかった1年生の教室飾りつけをがんばっています。1年生の教室がどんどん楽しくなっていっています。
その6年生が国語の授業で「俳句・川柳・短歌」を学び、休校中の気持ち、出来事を短歌に表していました。
「春なのに コロナのせいで 今日もまた 家で課題だ 登校できず」
「人と人 間をあけて 近づけない 死者とさみしさ 増えてくばかり」
「家にいて 感かくにぶる 何もかも コロナのうずに まきこまれてく」
「突然の コロナウイルス はやり出し 普段の暮らし 奪われる」
「罪のない 命うばわれ ないように 手洗いうがいに 心がける」
「じしゅく中 もう勉強で たいへんだ とほうにくれて 体育ずわり」
「コロナさん あなたがじしゅく してください そろそろもとに なおしてくれよ」
「コロナ禍で キャンプなくなり 思い出が 一つ一つと なくなっていく」
やはり話題は、新型コロナウイルスですね。担任の先生もつくっていました。
「工夫して 授業動画を つくったが 加工しきれぬ コロナ太りよ」
和光小学校は、詩、川柳、短歌、作文、生活ノート・・・様々な表現方法で自分の気持ちを伝え、共有しています。