和光小学校では美術科と技術科の専科教員がおり、毎週2時間ずつ授業を行なっています。毎年2月の終わりには、その年度に作ってきた作品を展示し、みんなで鑑賞する「美技術展」を開催しています。今日は教職員が総出で準備作業をしました。
まずは体育館にシートを敷き、パネルを立てます。

パネルは1枚では自立しないので、壁に付けたり島のようにしたり、先生たちも工夫します。



パネルが立ったら、綺麗な布で整えていきます。

布がはれたらいよいよ子どもたちの作品を飾ります。作品の大きさや色合いも見ながら場所を考え仮留めし、最後に本留めです。

「よく描けてるねぇ…」「頑張ったねぇ…」ついつい作品を見て手が止まってしまいます。見ごたえのある作品がたくさん。


ステージ上は技術科のコーナーです。和光小学校では3年生から技術科の授業が始まります。市販の工作キットなどは一切使わずに創作活動に取り組んでいます。
6年生がこれまでの技術科の授業をふりかえってコメントを書いてくれていますので、いくつか紹介します。
「くぎナイフの授業が刀を作っているようでロマンがありました。技術はロマンです。」
「高学年になるにつれ、学ぶことが多かったです。車を作るのが私は好きでした。席とかも作って楽しかったです。自分で何かを作るのは楽しいなと思います。下級生の子たちにも作ることを楽しんでほしいと思います。」
「ずっと必死にカッコいい物を作ろうとしてきたけど、なぜかカッコよくできなかった。でも技術の授業をしていて気づきました。カッコよく作ろうとするより、究極にシンプルで使いやすいものを作れば、自然とカッコよく美しいものができるということに。『シンプル イズ ベスト』です。」
「自分だけの物を作っていくのは楽しいし、できたときの達成感もすごくあるので、技術の授業は楽しかった。」
「授業で一番楽しかったのは【木の車づくり】です。和光小学校の技術の授業は木の車もそうだけど、自分でこういう風に作りたいと思ったら、それを実際に自分の手で作っているところが楽しいし、おもしろかった。」
「今までは『買う』っていう発想しかなかったけど、技術をやっていくうちに『作ってみる』っていうことの楽しさや、それを作れるんだっていう達成感を教えてもらった。」

今年は感染症対策のため学外の方にはご覧いただけず残念です。ぜひどこかの機会に子どもたちの作品を紹介できたらと思います。