いっぱい歩いて疲れた…~2年生 多摩動物公園遠足~
とても綺麗に晴れた11月27日、2年生は多摩動物公園へ秋の遠足に行きました。
着いて最初に向かった場所は、ニホンザルが沢山住んでいる猿山。
動物解説員の山崎さんからニホンザルについてお話を伺いました。
「今年、多摩動物園では5頭のサルが生まれました。ニホンザルは生まれた時の顔は白く、大人になるにつれて赤くなっていきます。
1歳までは赤ちゃんで、周りをじ~っと観察しながら他の大人が何をしているか学んで、大体5歳くらいまで子ども、そこからは大人になっていきます。5歳くらいになると雄は群れを飛び出して一人で山で生きていきます。みんなは何歳?」「7歳!」「8歳!」
「じゃあみんながサルだったらもう一人で生きているね」「えー!」
「そして20歳くらいになると亡くなってしまいます。動物園のサルは沢山栄養のあるご飯を食べているので30歳くらいまで生きるサルもいます」「早い…」
「雄が雌の上に乗っていることがあったらそれは交尾です。秋はサルにとって恋の季節です。雄と雌が出会って結婚します。何で秋だと思う?みんなはお母さんのお腹の中に何ヶ月くらいいる?」「10ヶ月!」
「そうだね。サルは6ヶ月います。秋から6ヶ月経つと暖かい春。その頃に子どもが生まれてこれるようにしているんだね。雄が雄の上に乗っていることもあるんだけど、それはどっちの順位が上か確認しているんだよ」
誕生の勉強をしている子ども達。自分たちの誕生、生活と比べながら、サルたちの一生について話を聴きました。
その後、ワークシートも使いながら、サルを観察しました。
「あ!あれが雄だ!」「小さい子どももいる!」
「ねぇ、今交尾した!」「え、見えなかった~」
「体重計に乗ってるよ!」「ぶら下がった!」「喧嘩してる!」
その場で疑問に思ったことも、すぐに山崎さんに質問していた子ども達。
子ども達はサルの行動にとっても夢中で、先生達が考えていた時間より超えてたっぷり30分以上、猿山を観察していました。
その後、子ども達が疑問に思ったことを山崎さんに答えていただきました。
「なんで毛が抜けているサルがいるの?」「毛づくろいをするときにね、間違って毛も一緒に抜いてしまうことがあるんだよ。それを見ていた他のサルたちも真似し始めちゃって、猿山で流行っちゃったんだ。実は飼育員さん達も困ってるんだよ」
「雌が雌の上に乗っているときもあったよ」「それは雄同士と一緒かな。あまりないことなんだけど、どっちの順位が上か確認しているんだと思うよ。」
しっかり観察したからこそ、沢山の質問があがっていました。
約1時間半、子ども達はよく集中していました。
(ご協力いただいた山崎さん、ありがとうございました。)
その後、シフゾウ広場にてお弁当を食べました。
やっぱり外で食べるお弁当は、普段にも増してとっても美味しそうでした。
お弁当の後は、班毎にアジア園を中心に自由に回りました。
沢山の動物を見られてとても楽しそうな子ども達でした。
14時頃バスは出発。多摩動物公園の半分以上を歩ききった子ども達はとても疲れていてへとへとな様子でした。
バスを降りて学校に向かうのも足取り遅く、「ねぇー先生ー疲れたー」と満足そうな顔で抱きつく子ども達でした。