月別: 2020年11月

コロナ禍でも充実した活動ができました⑤~第27回運動会~

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10月3日 熱く盛り上がった第27回運動会

鶴小の運動会は今年も、上級学級が下級生を率いてチームを作り、文字通り「子どもが作る運動会」が展開されました。

今年の運動会は、新型コロナウイルス対策として、行う場所を変更しました。隣にある和光中学校・高等学校の第2グランドを借りて行いました。鶴小のグランドの2倍以上の広さがあります。これにより、子どもの応援席を広く確保できました。また、お家の方の参加を制限しなくてもよい環境が整いました。鶴小敷地から第2グランドへの通路の開設、簡易手洗い場の設置など、いつもの運動会の準備と並行して作業が行われました。

また、今年は競技が絞られました。高学年の騎馬戦は、1対1で組み合う騎馬相撲になるため行うことができません。さらに、感染防止対策として開催規模を縮小することも検討し、低学年、中学年でも1種目ずつ減らし、午前中開催としました。

そして、運動会をつくる子どもたちの取り組みは、いつも以上に、工夫が凝らされていました。1組(赤・ピンクチーム)、2組(緑・青チーム)、それぞれのチームの代表は、リーダー学級の6年生です。「大声を出さないでどうやって応援するか」「縦割り競技の作戦会議をどういう形でもつのか」など、対策をとらなければなりませんでした。1組、2組の6年生のチームリーダーが集まって協議委員会をひらき、論議が重ねられました。いつもなら休み時間に、下級生が6年生の教室に集まって100人規模の応援練習が行われます。しかしそれはできません。今年は、6年生の応援リーダーが、下級生の教室を何回もまわり、手拍子の応援練習が行われました。さらに、下級生とのつながりを作るために、6年生が各学年の練習試合の結果を聞いて「がんばれ!1・2年生!タイヤ引き新聞」「息を合わせよう!3・4年生タテヨコ新聞」など、新聞を発行し、目標やコツ、がんばったことが記事にされました。下級生は、6年生の新聞をうれしそうに読んでいました。各チームごとに、メッセージボードも作られました。1年生から6年生、みんなの運動会に向かう言葉が書き込まれました。

そういう準備を経て、運動会当日を迎えました。はじめて運動会に参加する1年生。みんなうれしそうに40mを走りきりました。

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2年生は練習からタイムをとっていたので、自己ベストを目指しました。「ドキドキする~!」と力強く50mを駆けぬけました。

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3年生は80m走です。トラックのコーナーの走り方がとても上手になりました。走る姿に迫力があります。一人一人走る競技は、その子どもの成長がよく見えます。上級生も、お家の方もそんな姿に拍手で応援を送っていました。

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連続する得点種目!勝負のバトンをつなぐ子どもたちの集中はすごい!

今年は午前中の開催で規模を縮小したため、得点種目が連続します。その初めの競技、「5・6年生リレー」は圧巻でした。抜きつ抜かれつ、そのたびに会場が沸きました。鶴小のリレーは、選抜チームではなく、全員が走るリレーです。チームごとに走る順番、バトンゾーンの使い方の作戦を立てます。さすが高学年、それぞれの持ち味が生かされ、自主練習でやったことが生かされていました。

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中学年の団体競技は、「タテヨコ」です。タテが「3人ムカデ」と「4人ムカデ」、ヨコが「2人3脚」と「3人4脚」、交互にバトンをつないでいきます。練習では、4年生が初めて競技をする3年生に、ていねいに指導していました。転んでもやさしくしてくれる4年生がいるので、3年生も安心です。「イチ、ニ!イチ、ニ!」と大きなかけ声で息もピッタリでした。

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低学年の団体競技は、「タイヤ引き」です。大タイヤ、中タイヤ、小タイヤ、全部で15個のタイヤを、時間内にたくさん取った方が勝ちです。練習の時から2年生が作戦を考え、1年生に伝えます。試合の結果から次の作戦をたて、練習を積み重ねてきました。今年は、1組と2組がとてもいい勝負でした。

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そして、なんといっても鶴小「グランプリレース」。4・5・6年生の団体種目です。1位45点、2位30点と入る得点も大きいので、「グランプリを制する者は、運動会を制する」と言われます。キックボード→縄跳び→キャタピラ→えんぴつ転がし→ムカデを3回繰り返します。いずれも異学年でメンバーが構成されます。誰がどの種目を行うのか、6年生が名簿を作り、練習を重ねてきました。

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キックボードです。車のついた台に乗った3人が、力のバランスをとって、まっすぐ進むことが難しい種目です。伴走のリーダーに集中します。

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縄跳びです。縄を飛ぶという感じではありません。まさに、走っている、しかも全速力で。会場から自然に拍手が起こりました。

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キャタピラです。3人それぞれの役割がちがいます。うまく回転するとぐんぐん進みます。「お~!」と歓声が上がりました。

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えんぴつ転がしです。3人で6角柱型をしたえんぴつを転がします。砂埃を上げて進むので迫力があります。

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そして、最後の種目が7人のムカデ。全員のリズムが合わないと前に進めません。抜いたり抜かれたりのレース展開の中で、集中をそろえることはとても難しいこと。そんな時、6年生のリーダーの声が入ります。「いくよ!集中して!」見事に足があっているので、やっぱり6年生はすごいと思います。

グランプリはAレースとBレースがあります。Bレースは運動会最後の競技になります。今年の運動会は、2組がリードする展開でしたが、グランプリBの結果で優勝が決まります。1組がリードし、2組がリードし、試合の展開は最後まで分かりませんでした。

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結果は、グランプリBは1組が勝ちました。この瞬間、今年の運動会はとても稀な結果となりました。1組、2組の同点優勝となったのです。

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閉会集会の表彰台には、両チームのチームリーダーが立ち、4人で優勝カップを高々と上げていました。「1組と正々堂々と運動会ができてよかったです。みんな、よく力を出し切ったと思います。」「2組がいたから、私たちは頑張ることができました。ありがとう!」清々しいリーダーたちの言葉でした。

後日、6年生のお家の方からこんな感想が届きました。

6年生最後の年にこのようなコロナ禍の行事で、残念だなと思っていましたが、運動会の取り組みが始まり、子どもたちは今ある環境を受け入れて、その中で前向きに行事を作っていく姿に、残念なことは何もないし、子どもの力はスゴイと感じました。リーダーを決めるところから、わが子の様子を見ていて、自分も何か頑張りたい、でも選ばれなかったり、担当になってもうまくできなかったり、心折れることも多かったと思うのに、家では1年生の兄弟の相手をしたり、習い事も変わらず頑張って、本当にえらかったなと思います。グランプリレースでもいろいろ経過を聞いている中での最終試合。どっちか勝ってもおかしくないレース、ミスをしたら負けてしまうというプレッシャーの中、子どもたちの必死な顔を見ると涙があふれました。転んでしまった子たちは怪我はなかったのでしょうか・・・。勝負は着きましたが、結果的にどちらも優勝でよかったなと大人は思ってしまいます。先生方、感染予防をしながらの練習、本番。大変なご苦労があったと思います。子どもたちに運動会を変わらずに経験させてくださり感謝申し上げます。リーダーのお子さんの「先生ありがとう」に感動しました。(6年生父母)

今年は短い運動会になりましたが、子どもたちはいつも以上によく向かい合い、自分たちらしい運動会をつくりきりました。子どもと親と学校、三位一体で作ることができた運動会だと思います。みんなの心に残る、すばらしい運動会になって本当によかったと思ったのでした。

 

コロナ禍でも充実した活動ができました④~低学年「川あそび遠足」~

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1・2年生「川あそび遠足」9月18日:神奈川県愛甲郡 清川リバーランド

低学年は、宿の営業の関係で合宿が行えませんでした。そこで、「川あそび遠足」が計画されました。「魚のつかみどり」と「川あそび」を、きれいな川でやらせたい。低学年の先生たちが見つけたのが、清川リバーランドでした。厚木の近くなので、学校からバスで日帰りで行けます。いつもなら4学級が3台のバスに乗り合わせるのですが、今年はコロナ対策で1学級1台とし、ゆったりと乗って行くことができました。

「やったー!とれた!」ニジマスのつかみ取り

着くとすぐに着替えて、1年生から「魚のつかみどり」です。魚はニジマス。浅い池に、たくさんのニジマスが放されました。泳いでいるのがよく見えます。よしやるぞ!という顔。よーいドン!の合図で水に入ると、すぐに魚を追いかける子、入ったものの戸惑っている子、おそるおそる捕まえようとする子、本当に様々。自分の間合いで魚に近づいていきます。おもしろいのは、順番待ちでその周りを取り巻く2年生。「あっちにいるよ!」「そこにいる!」いてもたってもいられなくて、指をさし、声をあげています。そんな声にも押されながら、1年生は果敢に挑んでいました。

 

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しばらくすると、「つかまえた~!」「とれた~!」という声。そんな声が聞こえると「よし!」と勇気が湧いてきます。初めて生きた魚をつかまえる子もいます。そっと魚にさわった時、びくっと動くので、思わず手をひっこめます。その手の感覚は、ずっと残るようです。生き物の生きている力を感じるというのでしょうか。とても興奮して「さわった!」と話してくれます。「すごいね~!さわったね!」とこちらまでうれしくなります。

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1年生が終わって、2年生の番です。待ってましたと水に入ります。さすが経験しているだけあって、捕まえるのがうまいし、はやい。次々とつかまえます。数人で並んで、歩みをそろえて魚を追い込んでいる子どもたち。一網打尽にしようという作戦です。ところが魚もそう簡単には捕まりません。足の間をすり抜けて、逃げてしまったようです。それならば・・・。魚と子どもたちの知恵比べは続きます。

さて、つかまえた魚は、その場で塩焼きにしてもらいました。それがたいへん、全部で150匹もいるんですから。子どもたちが川遊びに行っているわずかの間に、焼かなくてはなりません。さばくのはお店の方がやってくださいました。そして、炭火で焼くのを副校長先生がやってくれました。陰の功労者です。そんなことを知る由もなく、子どもたちは川あそびを楽しんでいました。

きもちいい!川あそび、たのしい!!

9月の中旬でしたが、この日は気温が30℃をこえていました。川に入るにはちょうどいい天気です。

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おもいきり水をかけあったり、泳いだり、きれいな川でたっぷり遊びました。

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岩の下に手を突っ込んで、生き物を探している子もいます。たくさんサワガニを見つけていました。また、緑や青色のきれいな石を見つけた人もいました。思い思いに自分の楽しいことを見つけている子どもたち。川はいいな、と思うのでした。

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川あそびの時間は、あっという間にすぎていきました。

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「うま~い!」とれたての魚の塩焼きを食べる。

最後にニジマスの塩焼きを食べました。「いただきま~す!」みんな魚にかぶりついています。焼き加減が抜群で、とっても美味しかったです。魚が苦手な子どもも、食べることに挑戦しようとしているから驚きます。みんなと活動したことで、食べてみようにつながったのだろうと思うのです。

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学校に帰ったら「おかえり~」、お家の人がたくさんお迎えに来ていました。合宿と同じように解散集会をしました。「魚をつかまえられてうれしかったです。」「川あそびがたのしかった。」と1年生。「班長だったけど、みんなが、ちゃんとならんでくれて、よかったです。」「サワガニをみつけました。」と2年生。1年生にとって初めての遠足、2年生にとっても本当に久しぶりの校外活動でした。天気にも恵まれ、自然の中で、のびのびと過ごすことがでてよかったです。マスク、手洗い、消毒、低学年の子どもたちもちゃんと協力することができて、無事に遠足を終えることができました。

(次回は、熱く盛り上がった運動会の様子をお伝えします。)

コロナ禍でも充実した活動ができました③~4年生「瑞牆合宿」~

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4年生「瑞牆合宿」9月2日~4日:山梨県北杜市 瑞牆グリーンロッジ

高学年キャンプの次の週に、4年生が瑞牆で合宿を行いました。5年生から全泊テント生活になるので、ロッジだけでなくテントにも1泊します。食事は、瑞牆山荘にお弁当をお願いしていますが、夕食のカレー作り1回と最終日の朝食作り1回は自分たちで行います。テント張りや調理など、少しずつキャンプの技を学んでいきます。初日、着いた時の天気はよく、サイトからも瑞牆山の山頂がよく見えていました。

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千曲川の支流、梓川源流で石探し

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今年は1日目、千曲川の支流、梓川の源流で石探しをしました。山梨県の山には、水晶などめずらしい石が多く含まれています。テントサイトの横を流れる天鳥川でも、川遊びをしている子どもが綺麗な水晶を見つけます。山から流れてくるからです。この梓川の源流では、ザクロ石(ガーネット)や方解石(平行六面体の綺麗な形で、透明な石)、黒曜石などがよく見つかります。元校長の園田先生は、石について詳しいので、学校で事前学習をしてくれて、現地でも石探しに付き合ってくれました。見つけた石を園田先生のところに持って行って、判別してもらっています。「やった!ザクロ石見つけた!」の声が聞こえるとみんな俄然やる気になります。ずっと地べたにはりついて、探すのに夢中になっていました。

雨の横尾山登山(1818m)

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2日目は、横尾山登山です。信州峠(1464m)から登り始めます。バスを降りようとしたとき、強い雨が降りはじめました。全員、ザックにカバーをつけ、レインコートを着ました。横尾山は、最初に急登があります。雨の中でしたが、みんな間隔を空けずに、頑張って登っていました。雨の登山は、レインコートを着ているので体温調節をしたり、足元が滑らないように足を置く場所を選んだり、雨で服が濡れないように気をつけなければなりません。状況判断がいろいろ求められるのですが、「ここ滑るから!」と声をかけあい、ゆっくり、でも確かに急登を登りきることができました。

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急登を登りきると、カヤトが原という広い草原に出ます。雨はやみましたが、ここまで時間を要しています。あとは山梨県と長野県の県境の尾根を進むのですが、帰りの足元がわるいことを考えて無理はしませんでした。学級ごとに記念撮影をして、引き返すことにしました。とても残念がっていましたが、休憩していると、雲が切れて、ふもとの町や周りの山々が見えてきました。川上村に広がるレタス畑や瑞牆山の方も見えます。「こんなに登ってきたの?!」「すごーい!」「のぼったぞ~!」と達成感を持つことができました。実際、この地点で標高差300mを登っています。3年生の山よりも登ったことになります。下山は時間はかかりましたが、慎重に下りました。頂上に立つだけが登山ではありません。自然に合わせて判断し、行動できた4年生は、本当によくがんばったと思います。いい経験をしました。

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すべての合宿、無事に終わる

4年生も増冨温泉にお世話になりました。カレー作りは、学校の実習の時より、班の動きがよくなっていました。同じ材料なのに班によって味がちがうのが不思議なことですが、どの班も美味しく作って食べることができました。

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キャンプファイヤーで代表の子どもたちは、自分のがんばったこと、友だちと協力できたこと、合宿が成功してよかったことを話していました。

今年は、林間合宿が実施できるかどうか、準備の段階から手探りで、当日まで心配でした。しかし、現地の方のたくさんの協力や各家庭の理解や協力、そして先生たちの丁寧な準備があって、何とか無事にやりきることができました。今年、コロナウイルスによって、学校現場では、様々な活動が中止されたり、延期されたりしています。林間合宿で生き生きと活動する子どもたち、自分たちで生活を作ろうとする子どもたちの姿を見ると、何とか実施できる道すじが探れないものかと思います。まだまだコロナ対策をたてながら活動を考えなればなりませんが、授業の遅れを取り戻すだけではなく、自分たちの教育課程にたちかえり、子どもの成長にとって必要な活動は守っていかなければと思うのです。

(次回は、低学年「川遊び遠足」の様子をお伝えします)

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