1年生を迎える会・1年生と遊ぶ会をしました。
2週間目を迎えた1年生。すぐ上の上級生の2年生が「迎える会」を開いてくれました。
19日には入学式で手を引いてくれた6年生が「遊ぶ会」を開催してくれました。
歓迎される中で1年生もゆっくり学校生活に慣れてきました。
折り紙コーナーで教える
輪投げコーナーを楽しむ
感染対策で外にもコーナー
おたまで玉運び
迎える会・遊ぶ会動画 ☚こちらをクリック
2週間目を迎えた1年生。すぐ上の上級生の2年生が「迎える会」を開いてくれました。
19日には入学式で手を引いてくれた6年生が「遊ぶ会」を開催してくれました。
歓迎される中で1年生もゆっくり学校生活に慣れてきました。
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入学式後、間もなく1週間が経つ1年生。ゆっくりと1年生の生活に慣れ始めました。
朝の時間。登校した子どもたちを6年生と担任の先生が待っていてくれます。6年生は多くの子どもたちが1年生の教室で朝の会が始まるまで1年生の面倒を見てくれます。この日は折り紙が流行っていました。
学校探検も始まりました。まずはお先生たちの居る職員室、具合が悪い時には保健室に、そして休み時間に遊んでいい体育館と子どもたちの必要度の高い場所から探検します。
この日は天気が良かったの校舎裏にある雑木林まで足を延ばしました。滑り台とターザンロープを初体験。
ちょっと寄り道して、ヤギのゆきにご挨拶。
11月14日(土) 第29回「鶴小秋まつり」が行われました。今年度、初めて鶴小を会場にした全校行事でしたが、無事に終えることができました。毎年、一日開催で、午前中は子どもたちのお店がならぶ「まつりの広場」、午後は全国の民舞をおどる「おどりの広場」で構成されますが、今年は感染対策として規模を縮小し、午前中に「おどりの広場」のみを行うことにしました。2回に分けて、その様子をお伝えします。
11月の半ばでしたが、最高の天気でした。オープニングを飾ってくれたのは、3年生・4年生の太鼓達人の子どもたちです。この達人を選んだ太鼓好きな子どもたちが、学校再開から練習してきました。指導は、親和会の太鼓サークル「鶴っ鼓座」のお母さんたちです。
まつりの始まりにふさわしく、元気いっぱいにたたいてくれました。
副校長の成田先生は、挨拶の中で「今年、みんなが取り組んでいる踊りの地元の地域では、コロナの影響で、お祭りが中止になりました。自分たちの生活と深くつながりのあるお祭りが、できないということは、大変残念な事です。何のために人はお祭りをするのでしょう。何のために踊るのでしょう。そんなことも考えて、今日の鶴小の秋まつりをおもいきり楽しんでほしいと思います。」と話しました。そして、
「景気づけに、打ち上げ花火を上げたいと思います!」というと、どこに置いてあったのか、さっと花火をセットして火をつけました。
ヒュ~~!
全員が青空に高く上がっていく花火を見上げると、「パン、パン!」と光りました。大きな歓声で会場はつつまれ、おまつりが始まったのでした。
トップバッターは2年生です。「今別荒馬」は青森県津軽地方の今別町に伝わるねぶたまつりの踊りです。地面から力をもらいながら力強くはねること、馬の頭を大きくふることでしっぽをはねあげることを大切にし、「荒々しい馬」を目ざしてきました。
太鼓の音を待ってましたとばかりに、小さい馬が動き出し、大きく跳ねました。
馬をふる前に、ぐっと力をためますが、大地からエネルギーをもらっているのが、見ていてよくわかりました。
今年は現地に行けませんでしたが、現地と同じように練り歩き、何度も踊りました。だんだん汗がにじみますが、踊れば踊るほど、子どもたちの踊りは大きくなっていきました。
踊り終わると、肩で息をして、とても誇らしそうにしていました。
岩手県衣川村に古くから伝わる「大森み神楽」は神楽舞台で3人で踊られています。錫丈(しゃくじょう)と扇を両手に持ち、回転の動きと沈み込んだところから高く伸び上がる動きが、踊り手にとって気持ちのいい踊りです。手作りの錫丈と扇を巧みに扱い、伸びのある踊りを目指して練習してきました。
秋の空に、神楽うたが、ひびきました。そして、太鼓がなってもじっと構えています。その集中は、会場を静かにさせました。
静から動へ、踊りが始まると体を全部使って躍動します。
体が大地に沈みこみ、次の瞬間、高く舞うと同時に、扇が美しく回転します。下級生は、どうやってるの?と、じっと5年生の扇まわしを見ていました。
とても複雑なおどりですが、授業時間だけでなく、休み時間の自主練習でも仲間で教え合ってきました。全部で5つの型をみごとに踊りあげました。さすが5年生です。
アイヌは、自然のひとつひとつにカムイ(神)がやどっていると考え、動物や木々を大切にし、自然と共にいきています。アイヌ文化の学習を通して、ウポポ(うた)や物語を楽しんだり、かんたんな言葉にふれながらおどりを踊ってきました。マタンプシとテクンペのししゅうは、紋様や糸の色を自分で選び、1針1針ていねいに作りました。丸木舟のおどり、弓のおどり、キツネのおどり、バッタのおどりなどを踊ります。
秋まつりの前に、北海道の阿寒からアイヌの広野さんと渡辺さんが、鶴小に来てくれました。広野さんは、1年生の目の前でサケをさばいて「チェプオハウ」という鮭汁を作ってくれて、渡辺さんは、トンコリという楽器の美しい音色を聞かせてくれました。そして、その時、習った踊りが「弓のおどり」です。すっかりみんな、狩人になりきっていました。
「ふしぎなとりのおどり」は、4人組で、交互に向き合っておどります。すれちがうのが、とても楽しいおどりです。
「バッタのおどり」は、背中を平らにして、腕と足を大きく動かして、バッタになります。とてもかわいいバッタの大発生になりました。
最後は、「きつねのおどり」。猟師から、はねて逃げながら、時々おしりをふってからかいます。校長先生が猟師になって出てくると、みんないっそううれしそうにはねて、おしりをふります。1年生は、すっかりアイヌの世界を楽しんでいました。
秋まつりが終わって、1年生のお家の方からこんな感想が届きました。
「成田先生のまじめな話からの・・・花火!この状況で秋まつり開催まで進めてくださった先生方の思いや、楽しみに練習してきた子どものうれしさが、歓声から伝わってきて、感動しました。最初は踊りを恥ずかしがっていた我が子でしたが、本番の本気の踊りを見て、伝統文化の素晴らしさを体で理解したのを感じました。非常に短い準備期間だったと思いますが、絵本で登場人物の気持ちを考えるところから、実際にアイヌの方の話を聞いて、食文化に触れ、踊りをおどったり、本物の演奏を聞いたり、刺繍を自らして衣装を用意したり・・・ていねいに学ぶ機会を作ってくださったおかげだと思いました。家に帰ってからもずっと踊っていて、4年生の長い棒を家のおもちゃでまねて作って、まねて踊ったり・・・。すっかり気分はアイヌの子でした。ありがとうございました。」
子どもたちはしなやかに、そして力強く、活き活きと踊ります。それは、リズムを刻み、体を動かす心地よさや楽しさだけでなく、その地域の文化を感じ、好奇心を働かせ、楽しむ力が育っているからだと感じます。その地域の文化の中に、踊りは息づいています。鶴小の子どもの踊りは、この学校の文化も作っているのだと改めて思うのです。(その②に続く)
(撮影:金子怜史)
鶴小の運動会は今年も、上級学級が下級生を率いてチームを作り、文字通り「子どもが作る運動会」が展開されました。
今年の運動会は、新型コロナウイルス対策として、行う場所を変更しました。隣にある和光中学校・高等学校の第2グランドを借りて行いました。鶴小のグランドの2倍以上の広さがあります。これにより、子どもの応援席を広く確保できました。また、お家の方の参加を制限しなくてもよい環境が整いました。鶴小敷地から第2グランドへの通路の開設、簡易手洗い場の設置など、いつもの運動会の準備と並行して作業が行われました。
また、今年は競技が絞られました。高学年の騎馬戦は、1対1で組み合う騎馬相撲になるため行うことができません。さらに、感染防止対策として開催規模を縮小することも検討し、低学年、中学年でも1種目ずつ減らし、午前中開催としました。
そして、運動会をつくる子どもたちの取り組みは、いつも以上に、工夫が凝らされていました。1組(赤・ピンクチーム)、2組(緑・青チーム)、それぞれのチームの代表は、リーダー学級の6年生です。「大声を出さないでどうやって応援するか」「縦割り競技の作戦会議をどういう形でもつのか」など、対策をとらなければなりませんでした。1組、2組の6年生のチームリーダーが集まって協議委員会をひらき、論議が重ねられました。いつもなら休み時間に、下級生が6年生の教室に集まって100人規模の応援練習が行われます。しかしそれはできません。今年は、6年生の応援リーダーが、下級生の教室を何回もまわり、手拍子の応援練習が行われました。さらに、下級生とのつながりを作るために、6年生が各学年の練習試合の結果を聞いて「がんばれ!1・2年生!タイヤ引き新聞」「息を合わせよう!3・4年生タテヨコ新聞」など、新聞を発行し、目標やコツ、がんばったことが記事にされました。下級生は、6年生の新聞をうれしそうに読んでいました。各チームごとに、メッセージボードも作られました。1年生から6年生、みんなの運動会に向かう言葉が書き込まれました。
そういう準備を経て、運動会当日を迎えました。はじめて運動会に参加する1年生。みんなうれしそうに40mを走りきりました。
2年生は練習からタイムをとっていたので、自己ベストを目指しました。「ドキドキする~!」と力強く50mを駆けぬけました。
3年生は80m走です。トラックのコーナーの走り方がとても上手になりました。走る姿に迫力があります。一人一人走る競技は、その子どもの成長がよく見えます。上級生も、お家の方もそんな姿に拍手で応援を送っていました。
今年は午前中の開催で規模を縮小したため、得点種目が連続します。その初めの競技、「5・6年生リレー」は圧巻でした。抜きつ抜かれつ、そのたびに会場が沸きました。鶴小のリレーは、選抜チームではなく、全員が走るリレーです。チームごとに走る順番、バトンゾーンの使い方の作戦を立てます。さすが高学年、それぞれの持ち味が生かされ、自主練習でやったことが生かされていました。
中学年の団体競技は、「タテヨコ」です。タテが「3人ムカデ」と「4人ムカデ」、ヨコが「2人3脚」と「3人4脚」、交互にバトンをつないでいきます。練習では、4年生が初めて競技をする3年生に、ていねいに指導していました。転んでもやさしくしてくれる4年生がいるので、3年生も安心です。「イチ、ニ!イチ、ニ!」と大きなかけ声で息もピッタリでした。
低学年の団体競技は、「タイヤ引き」です。大タイヤ、中タイヤ、小タイヤ、全部で15個のタイヤを、時間内にたくさん取った方が勝ちです。練習の時から2年生が作戦を考え、1年生に伝えます。試合の結果から次の作戦をたて、練習を積み重ねてきました。今年は、1組と2組がとてもいい勝負でした。
そして、なんといっても鶴小「グランプリレース」。4・5・6年生の団体種目です。1位45点、2位30点と入る得点も大きいので、「グランプリを制する者は、運動会を制する」と言われます。キックボード→縄跳び→キャタピラ→えんぴつ転がし→ムカデを3回繰り返します。いずれも異学年でメンバーが構成されます。誰がどの種目を行うのか、6年生が名簿を作り、練習を重ねてきました。
キックボードです。車のついた台に乗った3人が、力のバランスをとって、まっすぐ進むことが難しい種目です。伴走のリーダーに集中します。
縄跳びです。縄を飛ぶという感じではありません。まさに、走っている、しかも全速力で。会場から自然に拍手が起こりました。
キャタピラです。3人それぞれの役割がちがいます。うまく回転するとぐんぐん進みます。「お~!」と歓声が上がりました。
えんぴつ転がしです。3人で6角柱型をしたえんぴつを転がします。砂埃を上げて進むので迫力があります。
そして、最後の種目が7人のムカデ。全員のリズムが合わないと前に進めません。抜いたり抜かれたりのレース展開の中で、集中をそろえることはとても難しいこと。そんな時、6年生のリーダーの声が入ります。「いくよ!集中して!」見事に足があっているので、やっぱり6年生はすごいと思います。
グランプリはAレースとBレースがあります。Bレースは運動会最後の競技になります。今年の運動会は、2組がリードする展開でしたが、グランプリBの結果で優勝が決まります。1組がリードし、2組がリードし、試合の展開は最後まで分かりませんでした。
結果は、グランプリBは1組が勝ちました。この瞬間、今年の運動会はとても稀な結果となりました。1組、2組の同点優勝となったのです。
閉会集会の表彰台には、両チームのチームリーダーが立ち、4人で優勝カップを高々と上げていました。「1組と正々堂々と運動会ができてよかったです。みんな、よく力を出し切ったと思います。」「2組がいたから、私たちは頑張ることができました。ありがとう!」清々しいリーダーたちの言葉でした。
後日、6年生のお家の方からこんな感想が届きました。
6年生最後の年にこのようなコロナ禍の行事で、残念だなと思っていましたが、運動会の取り組みが始まり、子どもたちは今ある環境を受け入れて、その中で前向きに行事を作っていく姿に、残念なことは何もないし、子どもの力はスゴイと感じました。リーダーを決めるところから、わが子の様子を見ていて、自分も何か頑張りたい、でも選ばれなかったり、担当になってもうまくできなかったり、心折れることも多かったと思うのに、家では1年生の兄弟の相手をしたり、習い事も変わらず頑張って、本当にえらかったなと思います。グランプリレースでもいろいろ経過を聞いている中での最終試合。どっちか勝ってもおかしくないレース、ミスをしたら負けてしまうというプレッシャーの中、子どもたちの必死な顔を見ると涙があふれました。転んでしまった子たちは怪我はなかったのでしょうか・・・。勝負は着きましたが、結果的にどちらも優勝でよかったなと大人は思ってしまいます。先生方、感染予防をしながらの練習、本番。大変なご苦労があったと思います。子どもたちに運動会を変わらずに経験させてくださり感謝申し上げます。リーダーのお子さんの「先生ありがとう」に感動しました。(6年生父母)
今年は短い運動会になりましたが、子どもたちはいつも以上によく向かい合い、自分たちらしい運動会をつくりきりました。子どもと親と学校、三位一体で作ることができた運動会だと思います。みんなの心に残る、すばらしい運動会になって本当によかったと思ったのでした。
低学年は、宿の営業の関係で合宿が行えませんでした。そこで、「川あそび遠足」が計画されました。「魚のつかみどり」と「川あそび」を、きれいな川でやらせたい。低学年の先生たちが見つけたのが、清川リバーランドでした。厚木の近くなので、学校からバスで日帰りで行けます。いつもなら4学級が3台のバスに乗り合わせるのですが、今年はコロナ対策で1学級1台とし、ゆったりと乗って行くことができました。
着くとすぐに着替えて、1年生から「魚のつかみどり」です。魚はニジマス。浅い池に、たくさんのニジマスが放されました。泳いでいるのがよく見えます。よしやるぞ!という顔。よーいドン!の合図で水に入ると、すぐに魚を追いかける子、入ったものの戸惑っている子、おそるおそる捕まえようとする子、本当に様々。自分の間合いで魚に近づいていきます。おもしろいのは、順番待ちでその周りを取り巻く2年生。「あっちにいるよ!」「そこにいる!」いてもたってもいられなくて、指をさし、声をあげています。そんな声にも押されながら、1年生は果敢に挑んでいました。
しばらくすると、「つかまえた~!」「とれた~!」という声。そんな声が聞こえると「よし!」と勇気が湧いてきます。初めて生きた魚をつかまえる子もいます。そっと魚にさわった時、びくっと動くので、思わず手をひっこめます。その手の感覚は、ずっと残るようです。生き物の生きている力を感じるというのでしょうか。とても興奮して「さわった!」と話してくれます。「すごいね~!さわったね!」とこちらまでうれしくなります。
1年生が終わって、2年生の番です。待ってましたと水に入ります。さすが経験しているだけあって、捕まえるのがうまいし、はやい。次々とつかまえます。数人で並んで、歩みをそろえて魚を追い込んでいる子どもたち。一網打尽にしようという作戦です。ところが魚もそう簡単には捕まりません。足の間をすり抜けて、逃げてしまったようです。それならば・・・。魚と子どもたちの知恵比べは続きます。
さて、つかまえた魚は、その場で塩焼きにしてもらいました。それがたいへん、全部で150匹もいるんですから。子どもたちが川遊びに行っているわずかの間に、焼かなくてはなりません。さばくのはお店の方がやってくださいました。そして、炭火で焼くのを副校長先生がやってくれました。陰の功労者です。そんなことを知る由もなく、子どもたちは川あそびを楽しんでいました。
9月の中旬でしたが、この日は気温が30℃をこえていました。川に入るにはちょうどいい天気です。
おもいきり水をかけあったり、泳いだり、きれいな川でたっぷり遊びました。
岩の下に手を突っ込んで、生き物を探している子もいます。たくさんサワガニを見つけていました。また、緑や青色のきれいな石を見つけた人もいました。思い思いに自分の楽しいことを見つけている子どもたち。川はいいな、と思うのでした。
川あそびの時間は、あっという間にすぎていきました。
最後にニジマスの塩焼きを食べました。「いただきま~す!」みんな魚にかぶりついています。焼き加減が抜群で、とっても美味しかったです。魚が苦手な子どもも、食べることに挑戦しようとしているから驚きます。みんなと活動したことで、食べてみようにつながったのだろうと思うのです。
学校に帰ったら「おかえり~」、お家の人がたくさんお迎えに来ていました。合宿と同じように解散集会をしました。「魚をつかまえられてうれしかったです。」「川あそびがたのしかった。」と1年生。「班長だったけど、みんなが、ちゃんとならんでくれて、よかったです。」「サワガニをみつけました。」と2年生。1年生にとって初めての遠足、2年生にとっても本当に久しぶりの校外活動でした。天気にも恵まれ、自然の中で、のびのびと過ごすことがでてよかったです。マスク、手洗い、消毒、低学年の子どもたちもちゃんと協力することができて、無事に遠足を終えることができました。
(次回は、熱く盛り上がった運動会の様子をお伝えします。)
和光鶴川小学校では、入学した1年生と上級生が、いろんな形で交流します。入学式で仲良くなった6年生は、自主的に朝から1年生の教室に行って、朝のお仕事のお手伝いをしてくれています。それは休み時間のあそびにつながっていきます。1年生にとって、安心できるお兄さんやお姉さんができることは、うれしいことです。上級生にとっても、小さい1年生に慕われることはうれしいことで、楽しませてあげたい!という一心で関わっているのが見ていて伝わります。
今日は、3年生と1年生の「わりばしでっぽう交流」の様子を紹介します。
本当なら3年生は、入学式のプレゼントとして、手作りのわりばしでっぽうをわたす予定でした。ところが今年は、入学式に参加できなかったので、今週になりました。少しおくれましたが、3年生はやる気満々です。
わりばしを短くしたり、わりばしに輪ゴムを巻きつけて固定する作業は、けっこう大変です。先生の説明と手順表をたよりに、もくもくと作っています。
わからなくなったら、友だち同士で教え合ったりもしていました。何とか1つできました。飛ばしてみると・・・とばない・・・。きっちりゴムで固定できていなかったり、わりばしの角度があまかったり・・・、微調整します。
そしてやっとのことで、「やったー!とんだ~!!」と、先生に得意満面の顔。でも、ここからが本番でした。1つ目は自分の分で、実は1年生の分をもう1つ作るのでした。その2つ目は、最初から自分でいろいろ工夫をしています。その手際の良さに感心します。
工夫は、さらに広がります。1年生がよろこぶようにと、まと作りを始めています。かわいいまと、大きいまと、小さいまと、様々です。
いよいよ、1年生との交流会の日。
1年生の教室。3年1組の代表の人は、少し緊張して使い方や注意してほしいことを話します。「いっしょうけんめい作りました。」「人に向けないでね。」「持ったまま走らないでね。」「楽しく遊んでください。」3年2組の代表の人は、1年生にわかりやすようにと、うしとねずみのパペットを使って説明していました。
はじめの会が終わると、自分の担当の1年生と、1対1のあそび交流が始まりました。やさしくゴムをかけてあげたり、できた一年生に「すご~い!」と声をかけていたり・・・。1年生も3年生もうれしそうでした。
3年生は、1年生にメッセージカードも書いていました。「あおいさんへ わりばしでっぽうよくとびます。にゅうがくおめでとう。ひじりより」
「みらいちゃん わりばしでっぽうでいっしょにあそぼうね!こまったことがあったらいつでもきてね。いっしょにあそびたいときは、3年2組にきてね。いっしょにあそぼうね。 はるかより」
交流会が終わって、「めっちゃとんだよ~!」「よころんでくれてよかった~」「けっこうたいへんだった~」そう話す3年生の言葉と表情から、充実した時間だったのだなぁと感じました。3年生、ご苦労様でした。
学校が再開して2週間がたちました。最初の1週目は、お弁当のない午前中の1組・2組日替わりの分散登校でした。次の2週目は、お弁当のない午前・午後3時間の1組・2組入れ替わりの分散登校でした。そして、今週からはお弁当のある1日5時間の1組・2組日替わりの分散登校となっています。少しずつ学校生活の時間が長くなってきています。
子どもたちは、1年生から6年生まで、それぞれ担任の先生の話をよく聞いて、マスク着用や教室に入る前の手洗いなど、意識して行ってくれています。
授業も始まりました。1年生は、先週まで学校探検をしていました。自分の生活の場となる学校には、どんな場所があって、どんな先生がいるのか探検するのです。
ちゃんと1列にならんで歩いていることに感心します。保健室には治療したり、休むベッドの他に、ソファーや畳スペースもあります。先生に「いつでもきていいんだよ~」といわれてうれしそうでした。
入学式をした体育館。「ひろ~い!」「ボールで遊んでいいの?」など、学校で一番広いところで遊べる日が楽しみになったようです。
音楽室です。広いので椅子も十分間隔を空けることができました。この日は、先生と一緒に、指あそびをやりました。
美術室です。これから描く水彩画で、どんな道具を使うのか教えてもらいました。一つ一つの道具に興味津々です。よく話を聞いていました。
ここは、校舎裏にあるヤギ小屋です。モチとユキがむかえてくれました。おそるおそる見る子、「かわいい~」という子、ヤギ小屋はみんなに人気があります。
最後は、みんなが一番好きになる場所、雑木林のあそびの広場です。この大きなすべり台は、数年前にお父さんたちが作ってくれたものです。
そして、一番気持ちいいのが、ターザンロープ。最初は先生や上級生に手伝ってもらうことが多いですが、そのうち一人でも乗れるようになっていきます。高さもだんだん高く飛び出せるようになります。この日もとてもいい風が、雑木林を吹き抜けていました。今週から休み時間もはじまったので、雑木林に走っていく1年生の姿が、たくさん見られるようになりました。
昨日は小刀でわりばしペンを作り墨絵を描きました。
初めての小刀と出会い、使い方や説明を集中して聞いていただけあって、けが人なし!
個性豊かなわりばしペンと、すてきな墨絵ができあがりました。
今日は新しいえんぴつをけずることに挑戦!さすが2回目ともあって、緊張感を持って削る子どもたち。
親指で小刀を押して削ります。
コツをつかむまでがなかなか難しいようでした。
上手に削れました!
ゲームやスマホに熱中する時間が多くなってきていると話題にあがる昨今ですが、手や身体を使って熱中する時間を大事にしたいものです。また、危ない道具でも上手に使えば便利なもの。子どもから遠ざけるのではなく、安全な使い方を教え、道具を使う機会を保障したいですね。
柿の季節ですね。先生が切ってきた柿をみんなで一口ずついただきました。
「いただきますしていいですか」
「いいですよ」
・・・!!!
みんなでいただいたのは、渋柿でした。
皮をむいて、これから一カ月ほど干しておくとあま~い干し柿ができるのです。こんな”しぶ~い”柿があま~くなるなんて、不思議ですね。
ピーラーを使って丁寧に皮をむきました。慎重にピーラーをもって柿とにらめっこ。
干し柿ができあがるのが楽しみだね♪
1年生 「アイヌのおどり」
2年生 「今別荒馬」