やきもの鉄人 ”自分で作った器でお茶会”
5、6年生のクラブ活動 “やきもの鉄人”の子ども達が4月から制作してきた陶芸作品が、焼きあがりました。ピカピカに焼きあがった器の美しさに、子ども達は大喜びです。火の中をくぐった神秘的な釉調の変化に魅せられる子も多く、器を愛でながら、今日は楽しいお茶会です。
白萩(しらはぎ)、黄瀬戸、織部、ペルシャ青、るりの釉薬をかけた子どもの器。
自分で作った器で飲むお茶、ケーキは格別の美味さ。
会話も弾みます。
「箸おき、家族分作るのたいへんだったよ!」
「この皿で、絶対サンマたべたいな~」
「マグカップ、取っ手取れちゃったけど、無いのもいいよね!」
ネズミの置物(6年生の作品)
陶芸をやってみることで、高い技術が伴なわなければ、普段日常的に使っている使いやすく、美しい器はできないということを知ることがでます。また、既製品とは違う、手づくりというものの価値にも気づくことができます。日本には、古くから”用の美”という考え方がありますが、日常で使われることで美しさを増していくもの、時間が経過したものの美しさなどを、陶芸を通して今後も伝えていきたいなと、歓ぶ子ども達の様子を見て感じます。
(焼き物鉄人担当:野々垣)