コロナ禍でも充実した活動ができました⑤~第27回運動会~

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10月3日 熱く盛り上がった第27回運動会

鶴小の運動会は今年も、上級学級が下級生を率いてチームを作り、文字通り「子どもが作る運動会」が展開されました。

今年の運動会は、新型コロナウイルス対策として、行う場所を変更しました。隣にある和光中学校・高等学校の第2グランドを借りて行いました。鶴小のグランドの2倍以上の広さがあります。これにより、子どもの応援席を広く確保できました。また、お家の方の参加を制限しなくてもよい環境が整いました。鶴小敷地から第2グランドへの通路の開設、簡易手洗い場の設置など、いつもの運動会の準備と並行して作業が行われました。

また、今年は競技が絞られました。高学年の騎馬戦は、1対1で組み合う騎馬相撲になるため行うことができません。さらに、感染防止対策として開催規模を縮小することも検討し、低学年、中学年でも1種目ずつ減らし、午前中開催としました。

そして、運動会をつくる子どもたちの取り組みは、いつも以上に、工夫が凝らされていました。1組(赤・ピンクチーム)、2組(緑・青チーム)、それぞれのチームの代表は、リーダー学級の6年生です。「大声を出さないでどうやって応援するか」「縦割り競技の作戦会議をどういう形でもつのか」など、対策をとらなければなりませんでした。1組、2組の6年生のチームリーダーが集まって協議委員会をひらき、論議が重ねられました。いつもなら休み時間に、下級生が6年生の教室に集まって100人規模の応援練習が行われます。しかしそれはできません。今年は、6年生の応援リーダーが、下級生の教室を何回もまわり、手拍子の応援練習が行われました。さらに、下級生とのつながりを作るために、6年生が各学年の練習試合の結果を聞いて「がんばれ!1・2年生!タイヤ引き新聞」「息を合わせよう!3・4年生タテヨコ新聞」など、新聞を発行し、目標やコツ、がんばったことが記事にされました。下級生は、6年生の新聞をうれしそうに読んでいました。各チームごとに、メッセージボードも作られました。1年生から6年生、みんなの運動会に向かう言葉が書き込まれました。

そういう準備を経て、運動会当日を迎えました。はじめて運動会に参加する1年生。みんなうれしそうに40mを走りきりました。

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2年生は練習からタイムをとっていたので、自己ベストを目指しました。「ドキドキする~!」と力強く50mを駆けぬけました。

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3年生は80m走です。トラックのコーナーの走り方がとても上手になりました。走る姿に迫力があります。一人一人走る競技は、その子どもの成長がよく見えます。上級生も、お家の方もそんな姿に拍手で応援を送っていました。

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連続する得点種目!勝負のバトンをつなぐ子どもたちの集中はすごい!

今年は午前中の開催で規模を縮小したため、得点種目が連続します。その初めの競技、「5・6年生リレー」は圧巻でした。抜きつ抜かれつ、そのたびに会場が沸きました。鶴小のリレーは、選抜チームではなく、全員が走るリレーです。チームごとに走る順番、バトンゾーンの使い方の作戦を立てます。さすが高学年、それぞれの持ち味が生かされ、自主練習でやったことが生かされていました。

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中学年の団体競技は、「タテヨコ」です。タテが「3人ムカデ」と「4人ムカデ」、ヨコが「2人3脚」と「3人4脚」、交互にバトンをつないでいきます。練習では、4年生が初めて競技をする3年生に、ていねいに指導していました。転んでもやさしくしてくれる4年生がいるので、3年生も安心です。「イチ、ニ!イチ、ニ!」と大きなかけ声で息もピッタリでした。

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低学年の団体競技は、「タイヤ引き」です。大タイヤ、中タイヤ、小タイヤ、全部で15個のタイヤを、時間内にたくさん取った方が勝ちです。練習の時から2年生が作戦を考え、1年生に伝えます。試合の結果から次の作戦をたて、練習を積み重ねてきました。今年は、1組と2組がとてもいい勝負でした。

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そして、なんといっても鶴小「グランプリレース」。4・5・6年生の団体種目です。1位45点、2位30点と入る得点も大きいので、「グランプリを制する者は、運動会を制する」と言われます。キックボード→縄跳び→キャタピラ→えんぴつ転がし→ムカデを3回繰り返します。いずれも異学年でメンバーが構成されます。誰がどの種目を行うのか、6年生が名簿を作り、練習を重ねてきました。

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キックボードです。車のついた台に乗った3人が、力のバランスをとって、まっすぐ進むことが難しい種目です。伴走のリーダーに集中します。

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縄跳びです。縄を飛ぶという感じではありません。まさに、走っている、しかも全速力で。会場から自然に拍手が起こりました。

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キャタピラです。3人それぞれの役割がちがいます。うまく回転するとぐんぐん進みます。「お~!」と歓声が上がりました。

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えんぴつ転がしです。3人で6角柱型をしたえんぴつを転がします。砂埃を上げて進むので迫力があります。

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そして、最後の種目が7人のムカデ。全員のリズムが合わないと前に進めません。抜いたり抜かれたりのレース展開の中で、集中をそろえることはとても難しいこと。そんな時、6年生のリーダーの声が入ります。「いくよ!集中して!」見事に足があっているので、やっぱり6年生はすごいと思います。

グランプリはAレースとBレースがあります。Bレースは運動会最後の競技になります。今年の運動会は、2組がリードする展開でしたが、グランプリBの結果で優勝が決まります。1組がリードし、2組がリードし、試合の展開は最後まで分かりませんでした。

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結果は、グランプリBは1組が勝ちました。この瞬間、今年の運動会はとても稀な結果となりました。1組、2組の同点優勝となったのです。

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閉会集会の表彰台には、両チームのチームリーダーが立ち、4人で優勝カップを高々と上げていました。「1組と正々堂々と運動会ができてよかったです。みんな、よく力を出し切ったと思います。」「2組がいたから、私たちは頑張ることができました。ありがとう!」清々しいリーダーたちの言葉でした。

後日、6年生のお家の方からこんな感想が届きました。

6年生最後の年にこのようなコロナ禍の行事で、残念だなと思っていましたが、運動会の取り組みが始まり、子どもたちは今ある環境を受け入れて、その中で前向きに行事を作っていく姿に、残念なことは何もないし、子どもの力はスゴイと感じました。リーダーを決めるところから、わが子の様子を見ていて、自分も何か頑張りたい、でも選ばれなかったり、担当になってもうまくできなかったり、心折れることも多かったと思うのに、家では1年生の兄弟の相手をしたり、習い事も変わらず頑張って、本当にえらかったなと思います。グランプリレースでもいろいろ経過を聞いている中での最終試合。どっちか勝ってもおかしくないレース、ミスをしたら負けてしまうというプレッシャーの中、子どもたちの必死な顔を見ると涙があふれました。転んでしまった子たちは怪我はなかったのでしょうか・・・。勝負は着きましたが、結果的にどちらも優勝でよかったなと大人は思ってしまいます。先生方、感染予防をしながらの練習、本番。大変なご苦労があったと思います。子どもたちに運動会を変わらずに経験させてくださり感謝申し上げます。リーダーのお子さんの「先生ありがとう」に感動しました。(6年生父母)

今年は短い運動会になりましたが、子どもたちはいつも以上によく向かい合い、自分たちらしい運動会をつくりきりました。子どもと親と学校、三位一体で作ることができた運動会だと思います。みんなの心に残る、すばらしい運動会になって本当によかったと思ったのでした。

 

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