1年生「おおきなかぶ」の授業から
国語で「おおきなかぶ」(ロシア民話/トルストイ再話/内田莉沙子訳)が始まって3時間目、1年生の教室をのぞいてみました。
先生のあとについて、とてもしっかり読んでいました。
「まごが おばあさんを ひっぱって おばあさんが おじいさんを ひっぱって
おじいさんが かぶを ひっぱって・・・」
先生が「今日あたらしく出てきた人はだれですか。」というと、「子ども!」「おばあさんの子ども?」「おばあさんのこどものこどもだよ。」「それ、まごっていうんだよ。」「じゃあ、こどものこどものこどもは?」「ひまご!」先生が一つしか聞いてないのに、次から次へと意見が出ます。ちゃんと人の考えを聞きながら、言葉の理解を深めていっていることに感心します。
「どんなようすかみんなでやってみたいと思います。やってくれる人?」というと、たくさんの手があがりました。「何人ですか?」「3人!」「せんせい、かぶもいるよ!」「ぼく重いからやる!」
やってみると、文章にないことも話題になります。「まごをよびに行くときなんて言えばいい?」というぎもんが出てきました。「まご、ちょっときてくれ!」「まごじゃわからないよ。」「かぶがぬけないから、ちょっときておくれ」「『きておくれ』っていうのがいいね」という具合。そして、またやってみます。
「うんとこしょ、どっこいしょ!」みんなでかけ声を合わせることがとても楽しそうです。「おじいさん、つかれてるかも・・・」やってみるとそんなことをいう子もいました。
さいごに、今日やったところをもう一度みんなで読んで授業はおわりました。初めに読んだ時より、ことばがはっきりしていました。きっと、いろんなことが見えてきたからだと思います。つづきがとても楽しみです。