6年生 第24回沖縄学習旅行(10月27日~10月30日)①基地の島 沖縄
今年は実施できるかどうかとても心配していましたが、第24回沖縄学習旅行を無事に終えることができました。旅行社やホテル、食事をとるお店、バス会社の方々の感染対策へのていねいな対応、そして証言者やガイドの先生方のいつも以上の協力に、本当に感謝しています。3泊4日、とても充実した活動が行えました。4回に分け、その様子をお伝えしたいと思います。
1日目 基地の島 沖縄 10月27日(火)
往路のフライトを無事に終えて、那覇空港に到着。いつもりよりも人が少ない穏やかな空港でした。
バスに乗ると早速、瀬戸さん(恩納村博物館)が沖縄の基地についての話をしてくれました。1番最初の学習場所は、嘉手納基地です。
嘉手納基地の横にある「道の駅嘉手納」の屋上で、ビッグなハンバーガーを食べました。
食べている間も、空中給油機の訓練の爆音が何度も聞こえてきます。
嘉手納基地についての話を、川満さん(名護市教育委員会)から聞きました。
うるま市にある宮森小学校に移動し、1959年6月30日に起こった「ジェット機墜落事故」について学びました。
宮森小学校の「仲よし地蔵」の前で、630会の伊波さんから当時の惨状について話を聞きました。
石川市役所に展示されているパネルの前で、630会の久高さんの話を聞きました。
当時の様子を思い浮かべ、自分たちと同じ小学生が犠牲になった事実を重く受け止めました。
そして、戦争が終わっても続く”基地の島”沖縄の状況について皆で考えました。
ホテルへ到着しました。
那覇の泊港にあるホテルから見える美しいの海の奥には、慶良間諸島も見ることができます。
夕食は、一人一人お弁当形式で、沖縄ならではの料理など、おいしく食べることができました。
夕食後の学習会では、渡嘉敷島集団自決(強制集団死)の話を、金城先生、吉川先生から聞かせてもらいました。
命の大切さを何度も語るお二人の言葉に、皆が圧倒されながらも、一人一人が真剣に考えていました。
1日目から、その場所に行き、その人に聞いたからこそわかる学習ができました。初日から、子どもたちのノートには、感じたことがたくさん書き込まれていました。