6年生 第24回沖縄学習旅行(10月27日~10月30日)④那覇で戦跡めぐりとショッピング

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4日目 那覇で戦跡めぐりとショッピング 10月30日(金)

沖縄学習旅行もいよいよ最終日。みんな元気です。

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これは、子どもたちの沖縄学習ノートです。総合学習「沖縄」で学んできたことが書かれています。沖縄にきてからも、毎日まとめを書いて提出します。

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担任の先生がコメントを書いて、朝、返してくれるので、みんなうれしそうに読んでいます。みんなの意見や自分の考えたことが残るこのノートを、子どもたちはとても大切にしています。この学習旅行中に、2冊目に入った子どももいました。

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首里城、司令部壕跡を見る

最終日は、那覇周辺での活動です。はじめに首里城に向かいました。沖縄戦の時、ここに司令部がおかれ、壕の跡が今でも残っています。

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昨年の沖縄学習旅行の時に、首里城が焼失するという大きな出来事がありました。長い年月をかけて当時と同じ材料で復元し、完成したばかりだったと聞きました。沖縄の歴史と文化のシンボルを失い、昨年のバスガイドさんが、声を詰まらせて話されていたことを思い出します。

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その跡地を通ると、もう、復元するための作業が進んでいました。また当時の工法や材料を使って作られるそうです。沖縄の人たちの不屈の精神を見るような気がします。

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その首里城の地下に掘られたのが、司令部壕です。校長の加川先生が、この場所で話をしてくれました。

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なんと、全長1km。作戦室、通信室、薬局、食料室などがあり、1t爆弾や艦砲の攻撃にも耐えるように作られました。入り口に柵があって中には入れませんが、今でもそのまま残っているそうです。

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よく見ると、砲弾のあとが残っています。ひとつ、ふたつではありません。子どもたちは、たくさん残る弾痕を見つけていました。

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4月1日に米軍が上陸し、5月27日に南部撤退が決まるまで、およそ2か月、ここで激しい戦闘がありました。日本兵、約5000人が犠牲になりました。しかし、司令部を守れなくなっても、日本は戦争をやめませんでした。結果、南部の10万人余りの住人が、さらに犠牲になっていったのでした。2日目にみんなで行った、南部戦跡で聞いた話につながります。

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今年の「平和宣言」をみんなで確かめる

鶴小は毎年、みんなが沖縄で感じたことや考えたことをまとめて、「平和宣言」を作ります。毎日全員が「私のひとこと平和宣言」を書き、沖縄学習旅行委員や班長が、その中から言葉を選んでつくられます。昨日は、夜遅くまでその作業が続いていました。沖縄の地を発つ前に、みんなにとっての沖縄学習を確かめる時間になります。

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沖縄学習旅行委員が、ゆっくりと読み上げます。

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みんな、書かれていること、ひとつひとつにうなづき、とっても集中して言葉を追っていました。

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沖縄から帰ってからも、3つのまとめ(「沖縄学習旅行記」「心に残ったひとこと集」「私のウチナー(作文集)」)を行いますが、沖縄であげる「平和宣言」は、子どもの新鮮なことばで表現され、沖縄にきて学んだ実感が、とても伝わるものでした。

 

海に沈んだ学童疎開船「対馬丸」

次に、「対馬丸記念館」を訪れました。沖縄戦が始まる前の年、1944年8月21日、長崎を目指して沖縄から出港した学童疎開船「対馬丸」が、鹿児島の悪石島沖で、アメリカの潜水艦「ボーフィン号」の魚雷を受け、海に沈みました。このことを伝えるために作られた記念館です。

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1788名乗船し、1418名が犠牲になりました。そのうち775名の学童が命を落としました。

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自分たちと同じくらいの子どもの話です。解説員の方の話をじっと聞き、証言や遺品など、館内の展示を熱心に見ていました。

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6年生は、音楽の授業で「エイサー」という歌を習います。軽快なリズムで、かけ声が楽しめるので、子どもたちの好きな歌です。この歌を作った石坂真砂さんは国民学校6年生の時、この対馬丸に乗る予定でした。しかし、体調のため乗船できず、たくさんの友達を失いました。戦後、「ああ、対馬丸」などをつくり、反戦や平和を歌うシャンソン歌手として活躍されました。そういうことも、学校では学んできました。

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学校で、みんなで折った折り鶴を入れた「平和のボックス」を記念館においてもらいました。

 

沖縄の文化を味わう、楽しむ

さて、午後は沖縄の文化を直接体験し、発見する時間です。この日のお昼ご飯は、琉球料理を食べました。

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老舗の「四つ竹」というお店です。とても豪華!ミミガー、もずく、ラフティーなど、代表的な琉球料理がならびます。「うまい!」と子どもたち。学校でも、沖縄の食材を使って料理を作って食べますが、やっぱり本場の味はちがいます。

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食事のあとは、学習旅行の最後の活動、国際通りでショッピングです。

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今、建て替えのため移転している牧志公設市場をみんなで見学します。東京で見かけるものもありますが、魚屋さんには色鮮やかな魚がならび、沖縄ならではの食材や伝統行事で使われるお菓子など、見ているだけで沖縄の文化を感じます。

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みんなでぐるっと一周した後は、グループに分かれてショッピングです。

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中でも、お店の人とのやりとりは、本当に楽しそうでした。約1時間、子どもたちは精力的に動きまわっていました。

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とうとう、那覇空港まで帰ってきました。今年度の沖縄学習旅行は、こうして3泊4日、無事に終えることができました。今年は、コロナ禍で検温や消毒など、いつもより活動が増えたり、制限される中での旅行になりましたが、たくさんの人に支えられ、とても充実した沖縄になりました。

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また、この旅行で、時間の遅れは、全くありませんでした。なかまと生活を作る力も、これまで積み上げてきたものがよく見えました。そして、語る人の目を見て、しっかり事実を学び取ろうとした6年生は、やっぱりすごいと思います。6年生は、学校に帰ってから、5年生に「沖縄を伝える会」を行います。昨年、6年生のメッセージが書かれた「沖縄学習ノート」を受け取ってから1年。この子どもたちが、次の5年生にどんなバトンタッチをするのかとても楽しみです。

(撮影:金子怜史)

 

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