2年生 理科 ニワトリの体の仕組み
2年生の理科はニワトリの解剖実習でした。
動物の運動を理解する上では、骨と筋肉をつなぐ腱がどこについているのか着目することが重要になります。
もちろん一羽丸ごと使用できるのが一番良いのですが、新型コロナウイルスへの感染対策上、個数がたくさん用意できる頭部・手羽先・モミジの3種類を今回は使用しました。
「モミジ」とは、ニワトリの脚の食材名です。
「手羽先」は、つばさの先の部分ですね。
手羽先と違って、モミジは一般的なスーパーマーケットの精肉コーナーで売られていませんから、あまり目にしたことはないと思います。
生徒たちも珍しいのか、真剣に観察していました。
以下、実習の様子です。
足首の皮をハサミで切って、腱を探しているところです。何本か見えてきた白い繊維状の束が腱です。
ニワトリの脚の指は4本。見つかった腱はだいたい10本くらいありました。
それぞれを別々に引っ張ってみると、指が1本ずつ握る運動をします。
反対側にも腱を引っ張ってみると・・・
今度は指をひらく運動でした。
脊椎動物は、骨格を持つことで、体の大型化や素早くダイナミックな運動を可能にしました。
ニワトリは空を飛ぶ鳥類でもありますから、平衡感覚などの運動調節に関わる小脳が発達している様子も観察できます。
「もっと観察したい」と、大盛り上がりでした。