月別: 2022年3月

卒業式 式辞

Web担当S 校長ブログ

先週、和光中の3年生たちが本校を巣立っていました。コロナ禍の中、行事ができずに生徒がどれだけしんどい思いをしていたかを、そして今ウクライナで起きていることを考えると、本当に何を話すか迷いました。卒業生たちに私のメッセージが伝わってくれたら、と思います。そして、当日の生徒たちの表情に確かな成長を感じた卒業式でした。
彼らの未来に幸多かれ。

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2021年度和光中学校卒業式 式辞
春の陽気を日々感じられるようになり、様々な花々も咲き始める中でみなさんは卒業の時を迎えることになりました。平坦とは言えない3年間だった訳ですが、先ほど、卒業証書を授与した時の、皆さんひとり一人の晴れ晴れとした顔から皆さんの成長を感じました。卒業生の皆さん、卒業おめでとうございます。そして、卒業生を今日まで見守ってきた保護者の皆さん、心よりお祝い申し上げます。

実は今回、皆さんにどのような話をしようか、迷うところがありました。現在のウクライナで起きていることに全く触れずに、言葉を述べるのも何か不自然のような気がする。しかし、社会科の授業の時間ではないのだから、とも思います。ですから、今は、何の罪もない子どもたちが戦火におびえていて、食べることや寝ることさえ保障されていないことに思いを馳せ、そして、今回起きていることは、第2次世界大戦以来の大きな情勢変化になり得るということを頭の片隅に入れておいてもらえれば、と思います。

さて、学校の先生が好きな言い回しで「努力は裏切らない」というのがあります。間に「君を」という言葉が入ることもありますが、私はこの言い回しはしばしば誤解されている、と思っています。スポーツ選手などもよく、あの時練習を頑張ったから結果につながったという文脈でこの言い回しを使いますが、本当にそうでしょうか。

このことに関して、フィギュアスケートの羽生結弦選手が先月のオリンピックの際、語っていたコメントを紹介したいと思います。羽生選手は4年前、8年前のオリンピックで優勝して今回三連覇がかかっていたのは知っている人も多いかと思います。4年前のピョンチャンオリンピックでの羽生選手は、怪我で3か月のブランクがあったにも関わらず圧倒的な滑りで二連覇を達成しました。その時のことはとても印象に残っています。その彼が今回はどんな滑りを見せるのだろう、前人未到と言われる4回転半のジャンプを大舞台で成功させれるのだろうか、という関心はありました。4回転半のジャンプはできた、ということで認定されましたが、結果は4位に終わり三連覇は逃しました。
やっとコメントを紹介できますが、羽生選手は競技後、こう言ったのです。「正直、これ以上ないくらい頑張ったと思います。報われない努力だったかもしれないけど」。羽生選手が練習しているのをずっとそばで見ていた訳ではないけれど、彼が4回転半ジャンプに向けて想像もつかないような努力を積み重ねていたことは疑いようがないでしょう。この言葉を聞きながら、昔大学受験の結果を待っている時、自分の父親に唐突に言われたことを思い出しました。それは「自分のした努力が全て報われるのなら、そんな幸せなことはないんだよ」というものでした。羽生選手の挑戦と私の大学受験の話と並べるべくもありませんが、当時の私も「やれることはやった。結果は分からないけど」と思っていました。
ですから、「努力は裏切らない」というのは、努力すれば結果につながるということではなく、「自分はやれるところまでやった、後悔はない」ということなのだ、と思います。実際、羽生選手も「全部、出し切ったっていうのが正直な気持ち。あれが僕のすべてかな」とも言っています。やれるところまでやったという思いがあれば、先に進めるということか、と思います。

コロナ禍でのみなさんのこの2年間、個人がどんなに努力してもできない、届かないものはありました。それでも全力で取り組んだ経験のある人は確かな手ごたえを感じていたのではないでしょうか。先日の3年生の卒業公演の姿を見て、私は心からそう思いました。

ウクライナやコロナのことなど、先行き不透明な状況はしばらく続くでしょう。そのような中でも、やれることには全力を傾けて後悔の無いよう、これからの未来を歩んでいって欲しい、と願っています。

2022年3月15日

和光中学校校長 橋本 暁

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修了式がありました

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今日は2021年度修了式を行いました。

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1年間本当によくがんばりました。

明日からは春休み。始業式にまたひとつ成長した元気な姿を見せてくださいね。

卒業式がありました

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本日、爽やかな晴天の下、卒業式が行われました。
華やかな衣装に身を包み、ちょっと緊張した様子の3年生。

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また、下級生は各教室から、画面越しに見届けました。
式中に、オンラインで繋いだ下級生の各クラスは、それぞれ工夫に満ちた一言メッセージを送ってくれました。
そのたびに会場があたたかい笑顔に包まれ、和光中学校らしいほほえましい卒業式となりました。

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改めて、卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。
以下、3年生代表の作文を、ひとつご紹介します。

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目を発見  3年生 女子

私はこの和光中学校に3年間通い、たくさんの目を持つことができた。そして、たくさんの目を持ったことで私は大きく成長できた。私が一番最初に持った目は、透明人間を見ることのできる目だ。透明人間とは、誰にも気付かれないところで誰かのために行動する人のことだ。私が以前まで当たり前だと思っていたことが、当たり前ではないと気付いた時の驚きはすごかった。例えば、朝登校して窓を開けて換気されているのを見ても、前までは何も思わなかった。いや、窓が開いていることさえきづけなかったと思う。ただ今は、開いていることに気付くことができ、窓を開けてくれた人への感謝とそのことに気付けた自分への嬉しさがこみ上げてくる。そして、今度は私が透明人間になりたいと思うようになった。初めてだった。それまで私は、誰かの前に立ち誰かに気付いてもらう目立った行動をするのがかっこいいと思っていた。だけど私は、透明人間になりたいと思った。誰かに気付いてもらわなくても自分から行動できる人に憧れた。何か見返りを求めるわけでもなく、自分のためでもなく、誰かに気付いてもらわなくても行動できる人は本当に強く優しい人だと思ったから。自分の立場や自分の利益だけを考えるのではなく誰かのためにという考え方が私は強く優しい人にしかできない考え方だと思った。
二つ目に持った目は、世界を見る目だ。今まで関心のなかった世界のニュースに少しだが興味を持つようになった。少し世界も広がった。意識も考え方も変わった。私は学べる目を持った。この目を持った私は、小さなことに気付けるようになった。例えば、スーパーでアイスコーナーに行った私はよくアイスのパッケージに書いてある種類別というところを見るようになった。和光で授業を受けるまでは、アイスに種類があることを知らずその背景になにがあるのか考えもしなかった。しかし、授業を受けてからは植物油脂とはなんなのか、それが熱帯雨林やそこに住む動物にどう影響を与えているのか考えるようになった。そしてそれはアイスだけではなく、マーガリンやキットカットのお菓子などにも通じていることを知った。熱帯雨林を失えば、地球温暖化が進み私たちにも影響がある。遠いと思っていたことがいつの間にか近くにいて、私もいつの間にか危機感を持つようになっていた。他にも、メディアリテラシーという言葉の意味を知った。報道されていることが本当のことなのか、国にとって都合のいい報道ではないのか疑ってニュースを見ることを学んだ。そして、色々な方面から物事をとらえることが大事なんだと知った。物事を色々な方面からとらえることで世界が広がり、意識が変わった。意識が変わりコンビニやスーパーで袋をもらうとき「袋を持ってくれば良かったな」と思うようになった。そういうことを考えられる自分に嬉しさを感じ、なんだか自分がとてもいいことをしているように思える。それがとても気持ちよかった。時々、「そんなちょっとしたことじゃ変わらない」とか「地球のためとか言って結局自分たちのためじゃん」という言葉を聞く。私は勉強をして、少しでも将来のために行動しようと心がけているのに意味がないと言われ悔しかった。でも、それと同時にちょっとした嬉しさを感じた。私は将来・世界のためという意識と考え方、世界を見る目を持っている、私はそういう目を持つ人になれた。この目を一人一人が持つことで一人一人の行動が変わり少しづつ世界の環境への取り組みや、貧困の対策などができていくのではないかと思う。だから、私はこれからもこの目を大切にしていきたいし、他の人へ広めていくことが大切だと思っている。
私は、この和光中学校でたくさんの目を持った。この目のおかげで私はたくさんの感情を持った。発見に嬉しくなったり、見る面が変わったり、自分から変えてみたり、今まで気付けなかったことに悲しくなったり、楽しくなったりした。世界が広がったことで自分がこれからどうしていきたいか、どうするべきなのかが見つかった。この3年間は、私にとって大切な時間です。

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3年生 HR 最後のクラスレク

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3年生は卒業式を来週に控え、最後のレクリエーションを各クラス行いました。

各クラスの三役が打ち合わせをし、最後の思い出作りにふさわしい企画を用意しました。

 

あるクラスの企画は「班対抗 校内宝探し」。

校内の様々な場所に三役や教員が隠れていおり、出されるお題を順番にクリアしてゴールを目指します。

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三役が用意したお題は、脳トレから体を動かす課題あり、班ごとに相談・協力をして挑戦します。

次の場所を示すヒントも一筋縄ではいかず、挑戦していく生徒たちはわいわいと校舎をめぐっていました。

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今回のレクを企画した三役たちも、挑戦した生徒たちも、最後のレクを満喫していました。

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オンライン授業の様子

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オンライン体育の様子です。

長く健康に生きるための「貯筋」。ひとりで筋トレするのは辛いけれど、オンラインでつながりながら、みんなでやれば頑張れる!

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社会科と英語科の教員もゲスト参加しました。

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最後にはストレッチをし、ココロとカラダをすっかりリラックスさせました。

ずっと同じ姿勢で画面を見続けることになりがちなオンライン授業ですが、この時間で日頃の運動不足が解消されたことでしょう。

3年生 「15歳の主張」発表会

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3年生は、卒業文集として「15歳の主張」と題し、中学校生活最後に伝えたいことを文章にまとめました。
この日はその発表会として、体育館にて、保護者の方もお迎えし、学年を代表する12人がその作文を発表しました。

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「リュックと私」
「他人と虚像」
「僕は兄には勝てない」
「最強の変人」

タイトルだけ見ても、ワクワクしてきませんか?

3年間一緒に過ごしてきた仲間の主張に、どの生徒も真剣に耳を傾けていました。
以下、その作文の1つをご紹介します。

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おじいちゃん、あのときなにしていたの?  3年生 男子

僕は楽観的に現状を眺めているだけで良いのだろうか。せっかく、環境問題に対抗する策を考えられる知恵とそれを共有する言葉や仲間を授けられた生き物なのに、大切な時に有効活用せず、最終的には地球の生命と共に、結局愚かなまま死んでいって良いのだろうか。
今、僕たち人間は5年後、10年後の事も考えることもできずせかせかとたとえば地球温暖化という環境破壊に無意識に加担している。ホセ・オルテガ・イ・ガセットというスペインの哲学者は「私は、私と私の環境である。そして、もしこの環境を救わないなら、私をも救えない。」と、彼自身の環境についての考えを述べている。僕はこの考えに賛成だ。環境問題は僕たちがこれから生きていく上で当然関わっていく問題だ。歳をとった今の政治家は、地球温暖化が目に見える形で人に影響を及ぼす時には死んでしまっているだろうから、関係ないといえばそうだろう。だからこそ、若者が政治や環境問題に興味をもって自分で自分の未来を作らないといけない。
だが、去年の衆議院選の10代の投票率は43%、20代は30%だ。政治を決める中心にならなければいけない年齢層の投票率にしては低すぎる。れいわ新撰組の山本太郎代表は、若者が政治離れしている現状について質問された際、こう応えている。「それは、若者自身に責任があるとは全く思っていません。この社会に出るまでに受ける教育などに責任があると思います。政治参加というものがどれくらい重要であって、自分自身がこの社会を動かし、決める一人である、という教育を受けた記憶は私の中にはないです。若者からエネルギーを奪っているのはこれまで大人達が作ってきたこの社会なのかなと思います。」
僕はたまたま、学校だけでなく周囲の大人にも恵まれ、政治や環境は自分達の日々の生活に直結しているということに気付けたが、山本代表が言うように、社会の仕組みのせいで、このことに気付けない人は多いのかもしれない。でも、だからといって社会が再構築されるまでは、環境が破壊されてもしょうがないよね、と言っている場合でもない。のほほんと生きずに自分で気付かなければならないのだ。気付いて行動しなければ。
行動といえば、目立つのは30年前からのセヴァン・スズキさんや、スウェーデンの環境活動家であるグレタさんの活動だったりするが、目立たなくても、ただいつもより少し節水を心がける、いつもより少しエアコンの使用頻度を気にかけてみる、などすぐにできることでも皆が意識すれば、結果は変わってくると僕は考える。それでも、解決には至らないだろうから今までよりは我慢する生活が続くと思うが、エコバックを持ち歩くのがめんどくさいとか、好きなだけ輸入肉を食べたいとか、そんなこと、温暖化によって氷が溶けて消えたホッキョクグマの前で、常に飢餓状態で、生まれてから満腹感を一度も味わったことのない子どもたちの前で、言えるのだろうか。それがもし自分の家族だったら?恋人だったら?友達だったら?
だめだ。そんなことはあってはならない。ネイティブアメリカンは橋を渡したり道を造ったりするときに、七代先の子孫にとって善かどうかを考えてから行動するという。卒業まで生きているのかすら、今の時点では分からないけれど、僕は僕なりに、世界に抗い続けなければいけない。たまたま生きながらえて、たまたま子どもに恵まれて、たまたま孫にも恵まれたとき、「おじいちゃん、あのときなにしていたの?」の問いに、胸を張って孫と話せるように。

1年 学年行事 しおり

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1年生は、実行委員会を中心に学年行事「1年生の日―Let’s go 江の島―」をつくってきました。

実行委員のある生徒が、しおりの表紙を描きました。ブログに掲載してもいいとのことなので、ご紹介します。

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十人十色の個性と才能が集まって準備してきた学年行事。

当日が楽しみになるすてきなイラストですね。

3年生 演劇 無事本番を迎えました

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2日間をかけて、3年生の演劇公演は無事終了いたしました。
12月の脚本選定から始まり、クラスごとにじっくりと取り組んできた、中学校生活最後の学校行事。

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今年度は下級生も全てのクラスの演劇を見ることが出来、文化継承としても大きな意味を持つ行事となりました。
自分たちが選んだ脚本がどんなテーマを伝えたいのか、それを表現し伝えるため、照明・音響・大道具・小道具、全ての役職が全力を発揮します。

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公演後のカーテンコールでの晴れやかな笑顔が、とても印象的でした。

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※写真は、親和会広報部で撮影していただいたもの、また学校の専属カメラマンの方に撮影していただいたものをお借りしました。
専属カメラマンが撮影した写真については、3年生のみ後日ご購入いただけます。

3年生 国語 『十字架』レポート発表

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3年生は卒業を控え、最後の国語の授業では、小説『十字架』を読み、そこから疑問をひとつ見つけ、それを元にレポートを作成しました。
疑問の答えを探すためには、本文から根拠を探さなければなりません。

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「タイトルの『十字架』はどんな意味を持つのか」
「フジシュンはなぜ『森の墓地』を目指したのか」
「僕はフジシュンの父親をなぜ『あの人』と呼んだのか」

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色々なテーマに沿って、自分なりの論を立てていきます。
これが和光中学校の国語の最後の授業となります。

 

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