第48回和光教研

出会いを学びに変えて

和光中学・高等学校 研究委員会

 和光中学・高校は、お互いの個性を尊重し合いながら、自分たちのことは自分たちで決めるという 自由と自治の精神を大切にしている学校です。生活指導においては、いろいろな考え方・生き方があることを認め合った上で、自分たちの生活をどう作るかということを集団的に考える指導を実践しています。授業においても、生徒一人ひとりが表現し、意見を述べる学習を大切にしています。教師が一 方的に生徒に問うだけ・話すだけの授業ではなく、生徒たち自身が自分の「問い」を持ち、多様な意見に出会いながら、主体的に学び合える学習を目指しています。

 和光教研では、私達の実践を公開し、自由と自治の精神を大切にする学校として何が求められているのか、参加者のみなさんから率直な意見をいただき、共に学び合いたいと思います。ご多忙の中の休日の1日、みなさんとの出会いから深い学びが生まれるように努力しております。ぜひお誘い合わせの上、ご参加下さい。

 

開催要項

公開研究会 第48回和光中学校・高等学校教育研究集会案内
――子どもの健やかな発達を願う父母と教師の研究会――
主題 参加と共同による学校づくり・授業づくり
日時 2019年11月23日(土)
会場 和光中学高等学校(アクセス
プログラム 以下、タイムテーブルをご参照ください。
参加費 1000円 学生は無料
公開授業だけを見学される方は無料でご参加いただけます。
昼食 昼食が必要な方は事前にお申し込みください(代金1000円は当日受付けでお支払いください)。また、学校近辺にはコンビニエンスストアもございます。
申込〆切 申し込みフォームへ(11月22日(金)16:00〆切)
お問合せ 電話:042-734-3401
チラシ ダウンロード(PDF)
FAXでのお申込み

氏名、所属(一般参加・和光保護者・学生・教員・その他)、住所、電話番号、参加形態(授業公開のみか希望する教科別分科会名)を記入して送信してください。
FAX申込先:042-734-3410

プログラム

タイムテーブル

第47回和光教研タイムテーブル

 

午前:公開授業・授業検討会 9:45〜11:30

中学1年1組 技術:情報に関する技術~目的のプログラムを組む~
  • 授業者:中山 義人
中学1年2組 :数学平面幾何の基礎
  • 授業者:安田 広夢
中学1年 音楽:鑑賞(授業クラスは未定)理科から音楽に変更になりました。
  • 授業者:宮武孝太
中学2年4組 英語:長文読解
  • 授業者:岡添 倫子
高校2年A選択 国語:日本文学研究 歌詞の向こうに物語(ドラマ)が見える
  • 授業者:小田桐 雅之
高校2年A選択 美術:版画 Ⅰ 木版リトグラフ
  • 授業者:山口 亮

授業内テーマは当日までの授業進度により、変更する可能性があります。
理科 松元亜希子 物質の性質の授業は、音楽 宮武孝太 鑑賞に変更になりました。

分科会とその内容 12:30〜15:30

第1分科会:道徳性を育む総合学習
 昨年度、中学3年生の総合学習のテーマは「シアワセ・フシアワセ」でした。目に 見えない抽象的な大きなテーマについて、生徒達がどのように問を立て、調査・探究し、自分自身の価値観を広げていったのか。またその時教師がどのように授業をプランニン グし、課題設定したのか。そんなおよそ1年間の歩みをご紹介します。
新学習指導要領で新たに教科として位置づけられる「道徳」には「各教科や総合 学習の中でも指導を行うべき」とある一方で、明確な「徳目」が提示され、それにそって道徳的価値観を育むことが求められます。そんな「徳目」と今回の総合学習での学びを見比べていく中で、和光中学校が考える道徳性にとは何かについて、意見交流したいと思っています。
  • 報告者:金子 真弓
  • 助言者:大津悦夫(立正大学名誉教授 元心理学部教授)
第2分科会:中学生と創る英語の授業
 「先生、なぜ私たちは英語(外国語)を勉強するのですか?」と生徒に聞かれた時、 皆さんはどのようにこたえますか?こたえ方は様々ありますが、教員は日々、外国語教育のおもしろさをかみしめながら授業をしているのではないでしょうか。外国語を学ぶ楽しさは、新しい音に触れることや、母語の枠を超えて自分の感覚や見方の枠を広げることにあると思います。世界の見方や自分自身の捉え方は一つではないということや、経 験の中で各自が得た「答え」が絶対的に正しいものではないということを外国語教育を通して知る。そして新しい言語を学ぶことは自己を解放する喜びに繋がると考えています。分科会では報告者の実践するグループ探究学習の方法や、言語の消滅をテーマ につくったテキストについて皆さんと議論し、外国語教育の奥深さについて意見交換をしたいと考えています。
  • 報告者:岡添 倫子
  • 助言者:絹村俊明(高生研副代表 中央大学特任教授)
第3分科会:生徒同士が本音で話すクラスづくり
 和光高校では担任は毎年変わりますが、生徒はクラス替えがありません。4月の頃、クラスは個々に対して無関心で、複数の同質グループがあり、全員が面と向かって言いたいことを言えない関係性ができていることがこのクラスの課題だと思いました。
ある日、リーダーの生徒たちとクラス目標の打ち合わせをしていると、生徒の一人が「う ちのクラスは『団結』は無理なんだよ」と言いました。昨年度まで「みんなで」を目指してきたが、その取り組みが、かえってクラスに溝を生じさせてきたようです。でも、リー ダーたちの様子を見ているとやはり「みんなで」やりたいんだな、と思いました。また、 全員と個人面談をしていると、クラス活動に消極的な生徒たちもクラスのことをよく見てい て、よく考えていることがわかりました。この分科会では、私も、クラスも紆余曲折しな がら「みんなで」を目指したクラス活動をレポートし、みなさんと学びあいたいと思います。
  • 報告者:本多 茉美
  • 助言者:森俊二(成城大学特任教授・東京大学非常勤講師)
第4分科会:新学習指導要領における「公共」を考える~和光高等学校「現代社会」の実践から~
 学習指導要領の改訂に伴い、「公共」が新設されていくことになります。主な学習内 容としては現行の「現代社会」の領域になっています。一方で「初等中等教育における『道 徳』の終着点」としても位置付けられており、その中でも「公共的な空間に生き国民主権を担う公民として、自国を愛し、その平和と繁栄を図ること」など、より具体的に日本 という国家の構成員であることに対しての自覚を深めていくことが目的化されています。
では、この「公共」という科目に対して私たち教員はどのように向き合えばいいのでしょうか?新学習指導要領の「公共」に関わる“文言”をどのように分析し、学習内容を精査していく必要があるのでしょうか?そしてこの「公共」を通じて生徒たちに何を伝えていかなければならないのでしょうか?
和光高等学校3年生の必修「現代社会」の現行カリキュラムをもとに、現担当者を中 心として報告させていただきながら共に考えていきたいと思っています。
  • 報告者:和光高等学校社会科
  • 助言者:子安 潤(中部大学教授)