1年生 総合 多様性の中のLGBTQを考える
この日の1年生の総合学習は「多様性の中のLGBTQを考える」です。
今回は和光中学校の先輩である高橋麻美さんをお招きしてお話を聞きました。
高橋さんは在学中、性について悩みを抱えていました。
しかし現在は、自分の性について、世間に公表しています。
そんな高橋さんは、こうおっしゃっていました。
「戸籍も体も女性で嫌だけど、好きになる相手は女性だし、本当の自分は男性なんだ。と、学生時代は思っていたけれど、最近はありのままが良いと思っている」
本日の講演では、LGBTQの基本的な知識から、当時の思いなど、様々なことを語ってもらいました。
一通りお話を聞いた後、生徒たちからは紙で質問をとります。
その質問からもまた話が膨らみます。
相談できた相手はいたのか。
館山水泳合宿は一番好きで、一番嫌な行事だったこと。
トイレや更衣をめぐっての当時の葛藤。
親へは、家出をしてFAXで自分の悩みを告白したこと。
社会人になったら、実は俺も…と打ち明けられたこともあるそうです。
「今となってはいい思い出だなあ」と言いながらも、当時はとてもプライベートな話でした。
そんな話を「発信していくことで、スムーズなコミュニケーションができるようになり、ちょっとでも誰かの役に立っていれば」と、とても気さくに語っていただけました。