中学3年生国語 「大人」でも「子供」でもない

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以前ブログでご紹介しましたが、中学3年生の国語では、「意見広告ポスター」を作成しました。
その時の様子はこちらをご覧ください。
先日の文化祭では、そのポスターを全員分、各教室に展示しました。
特に廊下に貼られた大きく拡大印刷されたポスターは、多くの人が足を止め、真剣な眼差しをむけてくださっていました。
そしてそんな文化祭翌日、2年生が寄せてくれた感想に、こんな言葉がありました。

3年生の作品は、『子供』だから、と見られる中学生だけど、この年であることで言える『大人』とは違う世界、『大人』でも『子供』でもない年であることで考えられることがよく分かる。とても心に訴えるものがあり、一つ一つが光っているように見えた。(中学2年 男子)

今回は、文化祭で展示した「意見広告ポスター」の中から、3つの作品をご紹介します。まさに、「大人」でも「子供」でもない彼らの心の中を、ぜひのぞいてみてください。

作品名:『※よ、ちょっと聞いてくれ。』
1
↑テレビ、雑誌、マンガ…どこにでも言い訳がましく載っているコイツ。
※この企画は事前にリハーサルを行っております。
※これは○○社の許可を得た上での発言です。
※これはあくまでもジョークです。
※この広告はイメージです。
※このラーメンは撮影後にスタッフが美味しく頂きました。
※これは個人の感想であり、人権を侵害するつもりはございません。
しかも、そいういヤツに限って記事の端っこや画面の下の方で小さく小さく書いてある。
非常に女々しい。タチが悪い。
その程度で満足しているようであれば、お前の主張は米粒にも過ぎない。
それでも伝えたいことがあるのなら、「デッカく」「ハッキリ」言ってみろよ。
そんなにクレームが怖いのか?
おい、こめじるし。和光中を見てみろ!
僕らなんてわざわざ個人名を出して自分の主張を皆様に見せびらかしているんだ。
聞け、こめじるし。だが僕らには自信がある。
そうでなければ、面白いモノは生まれない。
(中学3年 男子)

作品名:自分を好きになる道
2
私はまだ自分の事を好きになれていません。
きっと好きになるその道の途中に立っていると思います。
私は最近、周りから思われる自分と自分自身の思う自分のずれを苦しく感じます。
周りが思うほど自分は頑張れていないし、努力しきれていないのに、周りからは十分だよと言われる事が多いです。
この言葉に救われているのか、苦しめられているのかよく分かりません。
なぜって、自分が思う自分より周りが自分を高く見てくれているのは良い事だけど、裏返せば自分の頑張りは最大じゃないのに、これ以上は無理しないで?と言われているようにも感じるからです。
それに私は普段良く笑うし、声が大きいし、性格は明るいと言われることが多いので、「自分が嫌いなんてそんなわけ無い」そう思われてしまうかもしれません。
そこも自分とのずれです。
まるでもう一人の自分を作られている気がして、怖く、嫌になります。
でも世の中にはもっと苦しい状況の人が沢山居るのに、こんな些細なことで嫌だなんて思ってる自分も嫌いだし、そう思うなら頑張ればいいのに、頑張ろうとしない自分は何なんだろうと思います。
でも結局自分自身が一番自分のことを理解してるから、こんなに自分に嫌気が差しても、それもまた自分で、それがあるから今の自分がいる。その自分に素直に向き合えば、嫌なところがあったっていいと、少しずつ思えてきてる自分がいます。私は、自分が前向きになれる好きなことに助けてもらいながら、少しずつ自分を好きになって行く、その道を今ゆっく歩いている途中です。
(中学3年 女子)

作品名:群れない魚
3
私はひとりぼっちです。
でもひとりを選んでるんです。
とても楽しいですよ。
いろんな魚の群れがたくさん流れてきます。
それらの間をすいすいと抜けていく一匹の魚のように
自由で気持ちがいいのです。
多人数で得られるものは、ひとりでは得られません。
ひとりで得られるものは、多人数では得られません。
時には、大きな魚の群れのかたまりに近づいて
天敵からうまく逃げる術などを吸収し
学んだことを生かして、一匹に戻り、
目標に向かって再び泳ぎはじめます。
他のかたまりの群れの魚からしたら
「自分の都合の良い時にだけやってくる図々しい奴」
とか思うかもしれない。
そうです、私は図々しいんです。
それでもかまいません。
誰が何を言おうとも、何を思おうとも、
私は自分の生きやすいように泳ぎます。
いつか、美しい大きな一匹の魚になれるように。
(中学3年 女子)

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