終業式がありました
終業式と離任式が行われました。
テレビ放送で校長先生、副校長先生、執行委員長からのお話がありました。
副校長先生のお話では、現在の飲食ルールが1人の生徒の小さな呟きから始まり、それが要求活動として広がり決まったということが話されました。
昼食以外に飲食をしたいという一見我儘に聞こえるかもしれない声は、果たして我儘なのか。
生徒同士で話し合うと、授業に集中して1日を過ごすととても疲れてしまう。そんな時にエネルギー補給をしたい。お友達と休み時間にお菓子を食べるとほっとできる。
様々な意見が交わされ、教員とも議論を重ね、ついにはその声が生徒会全体で考えたルールの1つとなったそうです。
これからも和光中学校では呟きでも良いから発信し、受け止め合う中で議論を深めていくことを大切にしましょうというお話でした。
次に執行委員長の挨拶文を一部ご紹介します。
「今年度は休校期間があったのですごくあっという間な1年でした。コロナで不安を感じることが多かったと思うけど、こうやって無事に終わることができて本当に良かったです。
先日、卒業式が行われましたが、1、2年生からのメッセージに3年生も笑顔になっていたし、色々と制限がある中でも和光らしさがあったので、在校生として明るく送り出すことができてたんじゃないかと思います。メッセージでも各クラスに特色があって見ていて楽しかったです。ありがとうございました。
さて、この間の代議員会では、重点と各部方針案、そして来年度の方針が決まりました。重点は『人と自分の違いを素直に受け止めよう』となりました。執行部が原案を提案し、それを各クラスで話し合ったということを聞いてとても嬉しかったです。これからの和光中にとって何が良いのかを真剣に話し合ってくれたのだと思いました。その証拠として修正案が2つ出されましたし、それに対して積極的に意見を述べていて、これが和光の話し合いだと思いました。また、伝えることに繋がる土台になる、受け止めるということもできていて、本当に良かったです。
次に、今年度の総括についてです。休校期間中は予定されていた行事が行えず生徒会活動も止まったものがありましたが、そんな中で特別ルールが加わったことに納得がいかないという声がありました。私達生徒会は学校に対して要求を出しました。そのような場面が何回も続きましたが、生徒会としての権利を得ているのだと感じました。これは凄いことだと私は思います。
そして和光祭を開催したことも和光生の思いが伝わったからだと思います。来年度も発信して、オリジナルな1年間にしていきましょう。
最後に来年度ですが、新1年生が入学します。今まで和光中で過ごしてきた中で吸収したこと、心に残ったこと、文化のこと、たくさんあると思います。それを繋げてほしいと思っています。
1年間、お疲れ様でした!」