新しい先生を紹介します
3学期に、新しく和光中学校にいらっしゃった、社会科の永井優希乃(ながいゆきの)先生からのメッセージを紹介します。
Bho bho!みなさま初めまして、産休の深谷倫子先生の代わりに三学期から中学三年の社会科(1、2、3組)を担当することになりました、長井優希乃です。
どうぞよろしくお願いいたします。
和光中学校でみんなと一緒に毎日を過ごせることを心から嬉しく思っています!
以下に自己紹介をさせていただきます。
幼稚園から高校まで和光で学び、館山コーチとしても和光に関わっていました。
和光中学の総合の時間にネパール舞踊に出会ったことから、世界の民族や文化に興味を持ち始め、大学の頃は「文化人類学」を学んでいました。
文化人類学とは、文化という概念をベースに自分と違う文化の中に生きる「他者」とともに生活しながら、人々と社会について考察する学問です。
文化人類学の調査では、様々な地域に行き、言語を覚え、人々とともに暮らしながら調査をします。
大学の頃は路上でヘナ・アート(植物で肌を一時的に染める身体装飾)をして小銭を稼ぎながらいろいろな国を旅したり、大学院ではインドのヘナ・アーティストたちと一緒にヘナを描いて暮らしながら、ヘナ文化や彼らの暮らし、アイデンティティ、社会的な背景についてなどの調査をしていました。
その後は、2020年までJICAの青年海外協力隊として一年半、南東部アフリカのマラウイ共和国で小学校における芸術教育の教員アドバイザーとして活動していました。
冒頭のBho bho! というのは、マラウイ共和国の言語、チェワ語で「元気?」という意味です。
首都リロングウェから2時間ほどの距離にあるマタピラという村で、水道や電気がない家に暮らし、毎日小学校を巡回するために、20kmほどの未舗装の道のりを自転車で駆け回っていました。
村人から生活の知恵を学んで助けられ、毎日数百人の子供たちと戯れていた、そんな毎日でした。
日本に帰国して和光中学校で働けることになり、とっても嬉しくワクワクしています。自分たちの生きる社会、そして世界について思考し、ともに生きるって一体どういうことなんだろう?ということをみんなと一緒に考えていけたらいいなぁ、と思っています。
授業でも、授業外でも、ぜひお話しましょう。どうぞよろしくお願いいたします。
Ndasangalala kukuonani! (Nice to see you!)
マタピラでの暮らし(踊る子供たち、かまどに息を吹きかける子、近所の子供たちと、市場の干し魚屋、川で洗濯をする家族、マラウイの主食のシマ)