月別: 2021年1月

和光小学校校長ブログ「子どものなる木」今年も「ほんもの」を追求した「食」の学習 その2~試作を重ね“ほんものの団子”をとことん追求して~

幼稚園 北山校園長ブログ

5年2組のテーマは「団子」に決まり、さっそくだんご情報が届き始めました。担任から渡された「だんご情報シート」には、“みつけた・わかった情報・写真・ラベル・チラシ・絵・地図など”と書かれていて、「だんご粉」で作ってみたWくんは、作ったときの様子とともに「だんご粉」の袋を貼り付けています。学級通信には<この「袋」の中にいろんな情報がつまってるぞ。>との呼びかけ。だんごの由来を調べた、いろいろなだんごの種類を調べたなどの他に、食べ比べをしたという情報、お母さんが、かつてみたらし団子の食べ歩きをしていたという情報まで集まりました。<Sさん、Oくんからは食べ比べ情報。これは重要。どこでどんなだんごを売っているか?場所、値段、味。材料は何か?(食べ歩きをしたという)Fさんのお母さんのNo.1だんごはどこか聞いてみたいねぇ。>(学級通信No.38)その後も次々と情報が届き、Oくんがお店でもらってきた冊子に載っていた「団子はなぜ“だんご”というのか」という情報と併せて、担任からは『人と土地と歴史をたずねる和菓子』(中島久枝著 柴田ブックス)から「団子歴史ばなし」を紹介しています。

1学期末、学校から歩いて行けるところに数件の和菓子店があり、そこにグループに分かれてインタビューに行きました。グループごとに画用紙1枚に1時間でまとめる、次の日各グループ2分以内で発表する、という課題が出されました。<同じお店で同じ人に聞いていてもグループごとに聞いてきたこと、中身がちがったね。行ってないお店、売り切れだった団子の情報もおたがいに聞きあうことができた。近所なのでぜひ再チャレンジしてみてほしい。>(学級通信No.45)夏休みを前に、いろんなお店の団子を食べてみてプロに聞いてみるということを呼びかけました。本来なら団子の試作をする中でプロとの出会いを作りたい、というのが担任の想いですが、今年はそれがかなわず、まずは食べてみる、から始まります。

そして夏休み、3週間しかない短い夏休みでしたが、それぞれの団子研究はいつものように様々なテーマで、友だちの発表を聞きあっての感想も中身に踏み込んだ深いものもあります。だんご粉、上新粉などを使って団子を作ってみた、団子屋めぐりをしてインタビューした、団子の串に刺さっている個数の違いを調べた、団子づくりでの水とお湯の違いを試してみた、東のみたらしと西のみたらしの違いを調べた、団子について100人にインタビューした、みたらし団子の歴史を調べた、羽二重団子の歴史を調べた、などなど。

8月に文科省から「感染予防をした上で通常の教育活動を行う」という内容の通知が出され、2学期になってようやく団子づくりをすることができるようになりました。(残念ながら緊急事態宣言が出ている間は調理実習を行うことができなくなっています。)団子屋さんに聞くと、ほぼすべて上新粉で作っていることがわかったので、「上新粉を使ったみたらし団子」が条件となりました。夏休み発表の中ではだんご粉の方が上新粉より作りやすく簡単でおいしいという人が多かったのですが、団子屋さんはなぜ上新粉で作っているのでしょう。<それはどうやら「作り方」によるみたいだね。ゆでるのか、蒸すのか、つくのか、水で冷やすのか冷やさないのか。そして粉は自作するのか?>(学級通信No.49)試作を前に課題が出されました。

1回目の団子づくり。作ったものを4人の教員に食べてもらって評価してもらいます。評価項目は①色・形(団子の色・形としてどうか)②香り(よいかおりかどうか)③かたさ(やわらかさ・歯ごたえはどうか)④舌ざわり(なめらかか、ざらざらしていないか)⑤味(甘さ・しょっぱさ、薄い、濃い、ちょうどよい)と目指すべき基準が示されていました。担任、隣のクラスの担任、学年所属の先生の3人に加えて他に選んだ先生1名、というのも、子どもたちが見比べるときのわかりやすさにつながっています。団子とたれの両方の評価となりますが、1回目はどちらもまだまだでした。<団子は上新粉を水またはぬるま湯でこねるけど、ここで水の量にちがいが。次に蒸す時間、どのくらい蒸したらよいのか。蒸し上がって食べてみて「ん?ざらざら・・・」という班も。ゆでたり、水につけたり、どの方法がいいのか、それとも蒸す時間や二度蒸しか?そこから「つく」。すりこ木か手か、どのくらいつくのか?団子の成型はどうしたらよいのか?みたらしはまず分量。こがした班、あんこみたいになっちゃった班、少なかった班、どうしたらいいか?みんなで作ってみて初めて見えてきたことがたくさんあったね。>(学級通信No.53)評価を見て自分たちの団子づくりをしっかり振り返り、2回目に向けて自分自身の課題を探っています。そのためにも各班で・時間・やったこと・気づいたこと、メモを記録表に記入しているというのがポイントとなります。さらに全部の班の評価を載せた学級通信を通じて、記録表と振り返りの感想を交流することで自分たちの課題と向き合うことになりました。

2年前、東田先生の「羊羹」の実践でも感じたことですが、「作る」ことに子どもたちが真剣に向き合うことができるかどうかは、この1回目の試作の時、やったことを振り返り次に生かすことができるための取り組みをきちんと提示しているかどうかにかかっているのだと思います。子どもたちの振り返りの感想には「先生たちの評価が厳しすぎる」と嘆く声もありますが、「蒸した時間がよくわからなかった。次は蒸す時間を長くしたり二回に分けたりしたいと思った。」「水が少し多すぎた。みたらしに片栗粉を入れすぎた。」と次回はどうするかを具体的に考えている内容もありました。

2回目は運動会をはさんで約1か月後。評価項目、採点する先生は1回目と同じで、課題になっていた「粉をこねたのは水かお湯か?」「蒸しは何分か?」「生地はついたか?」「生地をゆでたか?」「生地を水に何分さらした?」「何グラムで何個のだんご?」の6項目も、採点結果といっしょに一覧表にして示されました。クラスの中でこの一覧表を見ながら考えあったのでしょう、学級通信では各班の様子と気づいたことが書かれています。

<1班→何回かに分けてもっとこうした方がいいと確かめながら作っていた。一発で大量に成功させることを次に考えてほしい。片付けも計画的。みたらしもうまくできた。  2班→Sくんがお休みで手が足りず大変だった。つくのをよくがんばっていたが、つきすぎかな?生地が固くなってしまった。1つずつの団子も小さすぎたかもしれない。  3班→ゆでただけなので上新粉の団子としては物足りない。形はとてもきれいだった。できたのが早かったのに片付けでもめた。ふきんは1人2枚、忘れないこと。ぬらしすぎないこと。  4班→みたらしがな~。Hさんのおしょうゆ、おいしいんだけど、みたらしとしてどうか?団子も前回の方がおいしかった。男女分業制。ここも蒸しが足りなかったのでは?  5班→みたらしを1回失敗して完全に作り直した。団子が大きすぎて1個でおなかいっぱい。のこりを食べきれず。水につけっぱなしで、どんどんまずくなり、さらに食べられず・・・。困った。持ち帰り容器があれば・・・。  6班→Tさんがお休みで大変だった。作業としては早かったがかんじんの団子がおいしくない。つけばよかったね~。蒸しが足りないのでは?> そして次回に向けて<はっきりいってあまりおいしくない団子が多かったのはなぜか? ①蒸してないのはまずだめだな。2回目なのに・・・。 ②必ずしもつかなくてもよいが、つく、こねる、たたく、などなんらかの生地への働きかけがいる。これもやっぱりやらないとダメ。 ③ゆでるのはあまり必要ではない。 ④水にさらすのも必要。でもさらしすぎはまずくなることがわかった。 ⑤大きさは1班だけナゾなのだが、5班はでかすぎたことははっきりしているので、100gで10~12個くらいをめざすといいのではないかな?>(学級通信No.63)子どもたちそれぞれの振り返りには、次はどうするということが書かれています。

3回目。新しい班で行います。担任からは<「やるべきことをやり、やってはならないことをしない」ことが必要だが、そこが見えているか?手順表が「ざつ」だな。大丈夫かな~?・・・・当たり前だが蒸すためのお湯をまずわかす。さらしたらぬめりを取るためにもむ。焼く時のポイントなど。もう一度班ごとに確認してほしい。>と学級通信で呼びかけています。

班で共同作業をするときにはていねいな手順の確認が必要です。自分は”そのつもり”だったことが、相手はそうではなかった、ということでの失敗がしばしば起こります。だから手順表に丁寧に書き込むことが必要で、振り返りのためには細かい記録が役に立つのです。

3回目は粉の量が多くなったこともあり、前回の課題に加えて「上新粉と水かお湯の量」「1回でできた団子の量」「みたらしは何回作ったか」「みたらしの量はちょうどよかったか?」「合計何個の団子ができたか?」が入りました。班ごとにみんなで細かく振り返りました。<どの班も団子づくり自体はだいぶ慣れてきて、よい団子になってきた。しかし、みたらしを失敗する班が出て、固くなったりまずかったり、作り直しになった。失敗した分は捨てざるを得ず、もったいない。団子自体も柔らかさはだいぶでてきたけれど、まだざらざらの班もある。そこをどうするか?>(学級通信No.67)

試作と並行して”団子の食べ比べ”を行っています。ご家庭に協力していただき、いろいろなお店の団子を差し入れていただきました。お店の団子も自分たちの試作と同じ評価項目で各自点数をつけ、コメントも添えていきます。1本の値段、原材料、買いに行ったときお店で聞いたことなどは教室で共有しています。新宿の追分だんご本舗さんは「温かいうちに水分量を見ながらふかした後ついている。でも固くなるからつきすぎはダメ」とのこと。中には「30種の中から粉を選ぶがどこのお米の粉かは企業秘密」「みたらしのとろみをつけるものはヒミツ」という答えも。

4回目の試作はお互いの団子を食べてみる、ということで37個は作る、ということにし、一人ずつが自分の班も含めて各班の団子を評価しました。他の班の団子との「ちがい」が見えてきます。これまでに先生たちの評価、コメントを受けたときのように、子どもたちも一人一人が細かいコメントを書いています。自分たちも作って6つの班の団子を食べ比べてこその内容です。25点満点で評価した子どもたちの点数の平均点と、学年の3人の先生たちの点数を合わせて100点満点中75点以上をとった班が3つありましたが、合格点は80点なので、<まだ団子もみたらしも完ぺきとはいいがたいんじゃないかな? 出店許可の60点ラインはどの班も超えることができているので団子自体は進歩している。しかし「うまい」と言われる団子を本番で失敗せずに作るには何が必要か、もう少し考えてみてほしいし、調べてみてほしい。>(学級通信No.70)といちょうまつりでの出店を見越した担任の要求は高いです。今回の振り返りは班で「よかったところ」「うまくいかなかったところ、ダメだったところ」「次回はどうしていきたいか?」を話し合ってまとめました。

5回目。これまではクラスでみたらし団子を追求してきましたが、いちょうまつりではもう1種類売ることもいいことにし、5回目の試作では2種類作った班が3つありました。採点結果を載せた学級通信のタイトルは「審査する先生がコメントしないほどの団子5回目の試作」とあります。<テキパキと作業を進めていて、ほぼケンカもなく終わっていたと思う。みたらしでは90点台が3つの班も出て、これはもうお店で売ってよいレベルまで来ていると感じた。新しいメニューに挑戦した班はやはりまだ初めてのこともあり、あと一歩ということが見えたね。>(学級通信No.75)ここでも各班の出来具合についてていねいな振り返りがされ、3日後に予定されている6回目の試作に向けて子どもたちの感想も真剣そのものです。

6回目はいちょうまつり本番を想定して出品締め切り時刻が決められました。ついにすべての班が90点以上!本番では5年生両クラスともに食の店を出すので、隣のクラスの買い物をしている時間はないだろう、と、最後の試作の団子を5年1組の人たちに食べてもらい、一人一人からコメントをもらいました。中には、見ため、味、食感、香り、そのものらしいか、など1組の駄菓子で評価項目としてきた項目に分けて細かくコメントしてくれた人も数名いますし、コメントをものすごくたくさん書いている人たち(縮小して掲載している学級通信では文字は読めないほど)もいて、テーマは違っても“ほんもの”を追求してきたからこその向き合い方に圧倒されました。

本番のいちょうまつりに向けて、何回も書いてきた手順表はさらに細かく書き込まれ、学級通信には当日の動き、開店した後にやること、片付け方などが書かれています。“失敗が許されない”本番を前に緊張していたことでしょう。例年とちがって、その場で食べてもらうことができないため、すべての団子を1個ずつパックに詰めて売りました。お客さんに手渡した「パンフレット」にはメンバーの名前とともにこだわったことが書かれ、感想を書いて届けてもらうようになっています。今年のお客さんは先生たち以外はすべて子どもたちでしたが、低学年の子どもたちからも次々と感想が届きました。

2学期末、グループ研究に向け、10のグループができました。手紙を書いたり、でかけてインタビューしたり、それぞれ計画を立てて始めました。担任からは、<冬休みに活動してもいいですが、無理しなくていいです。1月に時間を取ります。>と呼びかけています。グループ活動を進める前に、和菓子と団子に詳しいプロの方に来ていただいてお話をしていただきたいという思いで担任が「全国和菓子協会」に連絡しました。すると、専務理事の藪さんが来てくださって、教室でお話をしてくださいました。団子のルーツ、由来、歴史からいろいろな「企業秘密」までこっそり教えてくださったそうです。

こうしてグループ研究のテーマをイメージしながら冬休みを迎え、3学期初めには各地の団子屋さんに質問などを手紙にして出したものに返事が届き始めました。質問は、「いつからお店をやっていますか? 昔と比べて売れていますか? 他のお店と比べてこだわっているところ、違うところはありますか? コロナの時期で売り上げはどうなりましたか? これから団子はどうなっていくと思いますか? 団子の未来のために何をしたらいいと思いますか?」というような内容でした。お返事を送ってくださったお店、会社の方はみなさんとても丁寧に答えてくださいました。お返事が届くたびに学級通信で紹介し、クラス全体で共有します。「団子の粉を調べる会」が手紙を送った群馬製粉さんからは上新粉、だんご粉、パンケーキ用米粉も送ってくださいました。このグループは日本製粉、日清製粉の会社にも送りましたが、どちらも小麦粉の工場で米粉は作っていないそうです。それでも日清製粉さんはていねいなお返事をくださいました。全日本菓子工業組合に手紙を送ったグループには、「菓子製造業の組合であるためこのようなサービスはしておりません。」としながらも「菓子工業新聞」の記事を送ってくださったそうで、<送ってくださった羽二重団子の記事はめっちゃおもしろい!これは「業界新聞」というやつなので、ふつうは私たちが見ることはできないものなので貴重です。>と学級通信で紹介しています。奈良の虎屋さんという団子屋さんからは85歳になるご主人から手書きの丁寧なお返事を頂きました。

次々と届くお返事、インタビューに出かけて行って答えていただいた内容、どれも“ほんもの”をめざして団子作りをしてきた子どもたちにとってはプロの声として聞き逃すことのできない貴重なものばかりです。担任の東田先生は、<大事なことは聞いてきたこと、お返事頂いたことから、自分たちはどう考えるのか!?ということです。>(学級通信No.100)とまとめに向けて呼びかけました。

今年も、5年生の総合学習「食」の取り組みから、学びに向かう子どもたちの姿、それを支える教師の役割について、私自身が学ぶことがたくさんありました。

 

 

月組(4歳児)紙版画をしました

ブログ担当 月組

紙版画の活動をしました。

始めに台紙に紙を切り貼りして絵を作ります。

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細かく紙を切って器用に貼り付けています!

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↑ 「僕はウサギにするんだ~♪」

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↑ ねこの絵を作りました!!

 

ローラーにインクをつけて…

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そこに白い紙を重ねて上からよく擦ります。

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ゆっくりはがすとこんな風に出来上がります!

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インクをつければ何枚でも同じ絵ができるので

面白いんですよ~!

「印刷屋さんだね!」なんて楽しむ子どもたちでした。

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月組(4歳児)3学期がはじまりました

ブログ担当 月組

冬休み明け2週間が経ちました。

友だちとの再会を喜び、あそびを楽しむ子どもの様子を紹介します♪

 

【鬼ごっこ】

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寒い日もいっぱい走ったらすぐにポカポカ!

逃げるのも捕まえるのも上手になってきました。

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↑鬼チーム頑張るぞー!!

 

【折りぞめ】

染紙を折って、色水をしみこませて模様ができる様子を楽しんでいます。

折り方や色の付け方によって模様が変化するので、障子紙を開くたびに

「こんな模様になったー!」「顔みたいになったー!」など

楽しんでいます。

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それを素敵なカバンにした子も!

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【荒馬】

運動会での取り組みから久しぶりに踊りました。

星組の動きをまねたり、自分で考えた技や得意な動きを披露したり…♪

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【ちょうちょう】

2学期にも楽しんでいたちょうちょうの羽の色塗り。

休み明けも人気で黙々と色を塗る子どもたちです。

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出来上がると蝶々になって飛び回って楽しんでいます!

 

【こま】

コマを回せる子がさらに増えました!

長持ち勝負を楽しんでいましたよ。

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和光小学校校長ブログ「子どものなる木」和光小学校校長ブログ「子どものなる木」今年も「ほんもの」を追求した「食」の学習 その1 ~理想の駄菓子づくりをめざして~

幼稚園 北山校園長ブログ

新しい年が明け、ずいぶん経ってしまいましたが、今年もどうぞよろしくお願いいたします。

8月24日から始まり12月25日に終業式を迎えた2学期、和光小学校の二大行事である運動会、いちょうまつりに取り組み、どの学年もコロナ禍の中でできる限りの学習を進めることができました。

競技の変更、省略はあったもののたてわりで優勝を争った運動会ではいつものように「熱い」戦いを見せてくれました。

観に来ていただくご家族の人数を制限させていただいたいちょうまつりですが、高く澄み渡った青空の元、黄色く燃えるいちょうとともに舞い踊った子どもたちの姿が目に焼き付いて離れません。

そのいちょうの木は、年が明け、すっかり葉を落として北風を受けてすっくと立っています。

1学期の終わりにこのブログで紹介した5年生の総合学習「食」は、調理活動をどのようにしていくかという大きな課題に直面しました。例年ならクラスのテーマが決まったらさっそく自分たちで調べて作ることから学習をスタートさせますが、1学期はそれがかなわず、2学期になり感染対策を万全にすることで調理活動にも取り組むことにしました。

すでに夏休みにはそれぞれの子どもたちが調べたり作ったりを行い、夏休み発表会で交流し、そこからの発展も毎年見られることです。

1組のテーマは「だがし」。Iくんの夏休み発表で、わたあめ機を作ったけれど失敗したというのを聞いて、K君が家で作ってみました。缶コーヒーの缶、ミルクフォーマーなどを使って作ってみたら成功したそうです。友だちからの刺激も受けながら、9月初めには第1回だがしづくりを行いました。

「駄菓子(だがし)」というと駄菓子屋に並んだ多くの商品が浮かびますが、班ごとに作りたいものを考え、作り方を調べ、材料を準備して取り掛かります。この時は「すずカステラ」を作った班が3つ、あとは「もちおかき」「たまごボーロ」「ラムネ」「きなこぼう」(2種類作った班もあります)。種類は違いますが、各班5人の先生たちに食べてもらって採点してもらう、その項目は①色・形(見た目はどうか)②味はどうか③かたさ・食感④そのものらしいか(その駄菓子といえるのか)で採点してもらいました。合計100点満点で「きなこぼう」は82点と高得点でしたが、他は50点前後、中には29点という班もありました。先生たちのコメントも、「べっこう飴ではない」「固すぎる」「ぼそぼそしてる」「甘みと酸味のバランスが大事だが甘すぎる」「少し粉っぽい」などなど厳しいものでした。

2回目はどの班も2~3種類を作ることになり、「わたあめ」「かりんとう」「ヤックァ」(韓国のおかし)「糸ひき飴」が新たに登場しました。1回目よりは評価が上がっているところが多かった、と学級通信でコメントなども紹介されていましたが、1回目と同じ物ではない班もあり、一つの技を追求する、というよりは、いろいろな駄菓子を作ってみる、どういう材料を使って作られているかということを体験する、という段階でした。

そして10月後半、いよいよいちょうまつりで「だがしや」として出店するグループを決め、<出店許可証>をもらうための試作が始まります。作りたい駄菓子ごとに「糸ひきあめ・べっこうあめ」「きなこぼう」「すずカステラ」「たまごボーロ」「ラムネ」「ふがし」「かりんとう」「あられ」「ポテトフライ」の9つのグループができました。そもそも駄菓子を手作りできるのか、というところに私も興味津々でしたが、子どもたちは駄菓子屋で買ってきたものの原材料と、作り方を調べてわかった材料を見比べたり、自分たちで作ってみたものと売っているものを食べ比べるなどしながら「これを作りたい」と思うものでグループができました。材料(誰が持ってくるか)、先生に用意してほしい材料(量も)、使う道具(調理室にないものは誰が持ってくるか)、作り方を書いて提出した後、担任からは「どんな駄菓子を目指すのか、自分たちが作ろうとしている理想の駄菓子について、できるだけ詳しく、絵とことばで書いてください」と求められます。

〇きなこぼう:きれいでおいしそうな見ため。もちっと弾力のある食感。固さはふつう。味は甘めでザ・きなこぼうにしたい。シンプルなきなこぼうじゃなくて、ちょこっとアレンジしたきなこぼうをめざす!!アレンジしすぎるとやばいからちょっとしかアレンジしません。今は黒蜜、抹茶しかアレンジしてないけどもうちょっとアレンジしたい。(あと1つ)

〇かりんとう:見ため、目指すは黒糖色のかわいらしい、食べやすい「かりんとう」。食感、固さ、目指すは柔らかすぎず、固すぎずのカリッとさのある「かりんとう」(外はカリッと、中はさくっと)。味、目指すはあんまり甘すぎず、あきない味。香りのいい「かりんとう」

〇糸ひきあめ:見ため(絵)。色がしっかりついてる。食感&固さ、固め。ちゃんと固まってる。味、甘すぎず、うまい。

〇べっこうあめ:見ため(絵)。食感、固さ、固め、ちゃんと固まってる。味、砂糖と水だけだから甘すぎず作りたい。

〇ふがし:お店に売っているような形や色で、食感はサックサクフワ~。固さはパリサク。黒糖を煮詰めた味。甘い味。

〇あられ:見ため、揚げ上がったとき、きつね色に揚げたい。食感、固さ、固すぎずサックリした食感にしたい。味、しょっぱすぎない、甘すぎない、食べていて疲れない濃さにする。これらを目標にしたいと思います。

〇たまごボーロ:見ため、少し大きい、ヒビが入っていない、丸い、きれいな形、色はうす茶。食感、パサパサしない、サクサク、口に入れてかむと溶ける、固くない、柔らかくもない。味、ちょうどいい味を見つける。いろいろな味を作ってみる。売るときのラッピング(絵)

〇あつぎりポテチ:THE POTETO(すべて絵)

〇すずカステラ:見ため(絵)、きれいにする。味、おいしい、ほんのり甘い。食感、フワフワ。固さ、柔らかい。

〇ラムネ:見ためがまんまるでコロッとしていてかわいい感じ。口の中で溶ける。サクサクの手前。シュワシュワして酸っぱ甘い。

こうしていくつかの観点で作るもののイメージを描き、それに向けてグループ1回目の駄菓子づくりを行いました。5人の先生たちによる評価項目は最初と同じ。よく調べて取り組んだだけあって、58点から85点の評価でした。が、担任からは、「売り物にするにはまだまだ改善点があります」。先生たちからのコメントも「形がかわいくなってきた、片面が茶色だといい」(すずカステラ)、「大きさをそろえた方がいい」(かりんとう)、「素朴な味だが少し薄い、もっと溶ける感じがほしい」(たまごボーロ)、「ちょっと焦げてるのがマイナス」(ポテチ)、「形がバラバラ、抹茶味はやめた方がいい」(きなこぼう)、「少し焦げてる、中がもう少しふんわりしてほしい」(ふがし)、「もっと濃い味付けでもいい」(あられ)、「柔らかすぎる、形がくずれていた」(ラムネ)、「焦げてる、食べづらい」(あめ)などなど具体的に厳しい指摘もありました。すずカステラグループは「青いレンガ」というすずカステラのお店に行ってコツなどを聞いてきたそうで、「その駄菓子に近づくためには、プロに聞くのが一番ですね」、と担任は学級通信で呼びかけています。

そして2回目。74点から95点という高得点になり、どのグループも格段に進歩!!と評価した担任は、学級通信で<とても”本物”らしくなり、どれもおいしかったです!ただ、おいしくなるごとに新たな問題が!「こんなにおいしくて、高級なおかしみたいで、駄菓子ではないんじゃない?」という意見が東田先生から出されました。たしかに・・・・特にすずカステラはこだわってしっかり作れば作るほど高級に(原料も高く)なっていく・・・・>と新たな問題を指摘しています。「ポテチ」グループは、前回「ポテトチップスは駄菓子ではないのでは」と言われたこともあり「ポテトフライ」とし、今回はうどんで作ってみました。<意外にとてもおいしくて、しかも見ためもポテトフライ。駄菓子のおもしろさはこんなところにあるのかもしれないと思いました。>と担任の杉見先生のコメントです。

いちょうまつり前、最後の試作。その前に、ふがしグループのTくんは、どのおふで作ったらいいのか、「ふーちゃんのふ菓子」の会社にメールで質問しました。<今までにインターネットで調べたレシピで、小町麩、仙台麩の2種類で作ってみました。味はおいしくできました。でもふがしのふーちゃんみたいなフワッとしてサクサクした食感になりませんでした。ふ菓子には焼き麩を使うのはわかったし、焼き麩にもいろいろ種類があることは調べました。どの焼き麩を使ったらふ菓子のふーちゃんみないな食感になりますか?企業秘密かもしれないけど、大丈夫な範囲でアドバイスをいただけるとうれしいです。>

すると返信メールが届きました。焼き麩のメーカーとして創業したというこの会社では、ふ菓子を開発するにあたり専用の麩を開発したということで、小町麩などよりふんわりと焼き上げてあるとのことです。<市販の焼き麩で作るのなら、「スギ薬局」の「文化麩」なら小町麩などに比べたらふんわりしていると思います。>とていねいにお返事をいただきました。

3回目の試作では9グループ10種類のうち8種類が80点以上で出店許可をもらいました。「たまごボーロ」「べっこうあめ」は失敗して60点台になってしまいましたが、原因を見つけて本番に向かいます。今回は隣のクラスの人たちに食べてもらい、一人一人から感想をもらいました。これも励みになったりヒントになったりします。

今年のいちょうまつり、午前中のまつりの広場には保護者の方、外部の方は参加できませんでしたが、どの学年もいつものように一生懸命商品を作り、当日は子どもたちどうしの買い物を楽しみました。「食」の店も繁盛しました。ただ、例年のようにその場で食べることはできないので、お弁当の時間か持ち帰って食べてもらい、後ほど感想を届けてもらうことになりました。この日大人のお客さんは教員たちだけだったこともあり、私は全部の種類を買うことができました。自宅でゆっくりと娘といっしょに試食会をして、「5年生の子どもたちが駄菓子を作った?!」と感動した和光育ちの娘が、すべての商品の感想を書いて届けました。ほんとうにどの商品も“本物”を追求し、「ラムネだ!」「たまごボーロだ!」と思わず声を上げてしまうほどでした。

担任の杉見先生は和光鶴川小学校(鶴小)に昔からある「ポン菓子製造機」を借りてきて、一度子どもたちと試作をし、当日は一人でポン菓子製造販売にかかりきりでしたので(あまりにも大変そうでしたので事務の方や何人かの教員も途中から手伝いました)、5年1組の子どもたちは自分たちだけで立派にお店を切り盛りしていました。ちなみに鶴小では、秋まつりは、このポン菓子機の「ぽんっ!!」という威勢のいい音がお祭り開始の合図です。

おうちの人にはいちょうまつりから1週間後に製造、販売し、みなさんから丁寧な感想をいただきました。

いちょうまつりの後はこれまでに持ち寄った駄菓子の袋を見て、どこで製造しているのかを日本地図に書き込んでいきました。工場は全国あちこちにありますが、愛知県、大阪府が多かったそうです。35社に手分けして、聞きたいことを書いて手紙を送ると、ほとんどの会社から丁寧なお返事をいただきました。中にはパンフレットとともにお菓子も送ってくれたところもあり、年が明けてびっくり!でした。「コロナの影響で売り上げは減っていますか?」という質問には、減った会社と逆に増えた会社があったようです。どの会社も、製品づくりへのこだわり、愛情が感じられる内容でした。

自分が作りたい駄菓子を夢中になって作り、市販されているものと比べ、食べてくれた人たちの評価も受けて“本物”の駄菓子を追求しました。テーマ決めの時、上菓子に対する駄菓子のことが話題になりましたが、長年子どもたちが慣れ親しんできた駄菓子はどのようにして作られ、作っている人たちはどのような想いで製造しているのだろう、とそんなことにも想いを馳せることになったのではないでしょうか。この先のまとめの活動が楽しみです。

 

 

久しぶりの遠足 星組(5歳児)小野路谷戸

ブログ担当 星組

3学期に入り早速出掛けた星組の遠足。今回は小野路谷戸に出かけました。バスを降りて拠点に着くまでに「竜のなみだみつけた!!」とあちこちから声が上がり、なかなか拠点まで辿り着かないこどもたち。でもとってもきれいな青い実ですからみんな欲しくなりますよね。

CIMG1541「ここ!ここ!見つけた!」

P1150385こんなにたくさん見つけたよ。

 

リュックを置いたらさぁ探検です!!急な斜面もなんのその!?

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P1150409小さな斜面も登ったり下りたり

 

P1150395枯草を集めてふわふわのクッションを作っている人も

 

少し早いけどお弁当

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P1150422あっちになんか楽しいところがあるんだって

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CIMG1592 ヨモギ発見!

CIMG1602 畦道はドンじゃんやるのにちょうどいいね

CIMG1612 こんなところにクレソンが!!

CIMG1617 小さな川をまたぐように太い木が…

CIMG1618 上からジャンプしたくなりますよね

CIMG1621 手が真っ黒け

CIMG1622 川の水できれいに洗おう

 

天気予報ではかなり寒いとの予報だったのでみんな暖かい恰好で出かけたのですが、山の中を歩き回ったり跳んだり跳ねたりしていたらちょっと汗ばむくらい。楽しい遠足でした。次は3月かな・・・

花組 久しぶりの野津田遠足

ブログ担当 花組

3学期入ってはじめての遠足でした♪ 冬の野津田公園は何が見つかるかな~?

拠点にリュックを置いたら、今回はいつもと違うルートで探検です!目指すは池!氷が張っているかなぁ~

行く途中で斜面の道を上ったり駆け下りたり…

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落ち葉プール発見!!ふっかふか~~♪

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服が落ち葉だらけになっちゃった~

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大きな葉っぱ~!

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そして池に到着!!でも…

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干上がってる~~(涙)

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動物の足跡だ!

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泥団子つくっちゃお♪

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次は何を探しに行こうかな

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『竜の涙』発見!!

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どこどこ~!?みんな必死に探します

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竜の涙ってこれ~?

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こんなに見つけたよ~!!

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ドングリもたくさん落ちてました♪

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お弁当の後は、山を登って駆け下りて…

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ジェットコ~スタ~~!!

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寒い日だったけど、体をいっぱい動かしてあそべた1日でした♪

3学期が始まりました

ブログ担当 全園

3学期が始まりました。

ここ2、3日急に寒くなったので屋上のプールには氷が張っていて、朝の挨拶もそこそこに早速屋上に向かうこどもたち。

「こんな氷があったよ~!」「手が冷たくなっちゃった」と満面の笑みで保育室に戻ってきます。

 

CIMG1366 冷たいからフリースの上に乗せ

CIMG1368 冷たい~!!

CIMG1374 割れないようにそ~っとね

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CIMG9903花組のところにも氷が届きました

 

始業式は密を避けるため体育室で換気をしながら縦割りで短時間で行いました。

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始業式の後は各クラス、リレーや鬼ごっこなど身体を動かして3学期がスタートしました。

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これからまだまだ寒くなってきますが、あっという間の3学期。寒さに負けず元気に過ごせるといいですね。

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