「聞き書き」すすむ(ひととことば)



戦争と史跡の1日目は、長崎原爆資料館と爆心地付近のフィールドワークです。
このコーナーでは放射能のもたらす被害について学びます。
爆心地公園で被爆者の森口さんにお話しを聞きます。
当時は米軍占領下ですから、市民が建てた爆心地の碑を米軍が持ち去ったことにびっくり。有名な青銅製の「平和祈念像」のあるところは爆心地ではないのです。
この平和像が被爆者に対する援護が何もない時期(1955年)に建てられたことを聞きびっくりします。
3日目の晩は、反核署名の活動をしている長崎の高校生と交流しました。
高校1年必修数学Ⅰ「三角比」の授業で、学校グラウンドの防護ネットのポールの高さを計測しました。
まずは、計測するための器具作りからスタートです。
続いて、実際にグラウンドに出て計測スタート!
6人一組の班で、少ないヒントをもとに協力しながら計測します。
使用するものは、10mメジャーと自分で作った計測器のみ。
最後は教室に戻って、計算します。6人全員が自分が考える「高さ」を持ち寄り、班の意見をまとめていきます。
最終的に班ごとの予測を発表し、それをもとにクラスの予想を組み立てます。
その予想は正解と2cm差!!
嬉しそうにしている生徒、悔しそうにしている生徒、様々な反応が教室の中で出ていました。
簡単な器具でもここまで正確に高さを求められるのは驚きですね。
今日は、いよいよもう一つの基地、沖縄県読谷村にあるアメリカ軍トリイステーションへ行きました。
主に基地の役割を知り、アメリカの兵士の方々とランチミーティングをして、考えておいた質問をたくさんしました!
なぜ兵士になったのかの質問には、父親が兵士で、尊敬していたからとか、アクション映画が好きだからの理由など意外な返答に驚きました。
その後、普天間地区で街中を歩いて、地域の方に声をかけて、基地が近くにあることについてや、その是非についてフィールドワークをして、インタビューしました。
感じたことはたくさんあったようです。前日の様子はこちらです。
今日は1日、浜松市天竜地区の山に入れていただいて、林業体験をしてきました。浜松市役所から紹介していただいた、木こりさん(鈴木さん)から伐採方法を学びます。
「農と地域」の研究旅行は宮城へ。県は台風19号の被害を受けているところがありますが、研究旅行の行先は幸い被害がなく、活動することが出来ています。
「日本文学研究」3日目は、城崎温泉へ。志賀直哉の名作の舞台です。まずはロープウェイで街全体を見渡しました。
続いて文芸館へ。城崎ゆかりの作家たちの展示を見学しました。
夕飯、全員が語る会の後はお楽しみの外湯めぐりです。
明日は『城の崎にて』ゆかりの場所を訪ねて、3泊の旅を締めくくります。
前日の様子はこちらです。
橘寺では写経体験、足の痺れを我慢しながら30分間正座で般若心境を写しました。