月別: 2022年3月

拡大中央委員会がありました 〜2022年度体育祭の実施に向けて~

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5月中旬に実施される体育祭に向けて、1月中旬から議論が始まっていました。
体育祭実行委員が、イチから体育祭実施方針案を練り、それに対して質疑応答をしたり、意見を出し合ったりして、全校で審議を進めてきました。
本来ならば、最終的には全校生徒が集まる生徒総会でその決議を行います。しかし、今年は感染症対策のために生徒総会は実現できず、中央委員と学級委員長が出席する拡大中央委員会となりました。
拡中①
修正案に関して、こういう意図で提出した、こういう意図で反対である、といった意見が交換されました。
最終的に、2つの修正案は僅差で否決され、体育祭実施方針案が可決されました。
ここから、体育祭の実施に向けて動きが加速していきます。
拡中②
なお、これをもって、今年度の中央委員の任期を終えることになりました。1年間、何度も長時間の会議に出席し、全校の議論を支えてきた中央委員に、執行委員長・議長から感謝の意が述べられました。
最後に全員で記念写真をパチリ。
1年間お疲れ様でした!!!
拡中③

2021年度 和光高等学校卒業式 校長式辞

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2021年度 和光高校卒業式 式辞

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卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。

そして、卒業生を今日まで見守ってきた保護者の皆さま、お子さんの成長に感無量のことでしょう。心よりお祝い申し上げます。

さて、3年前に私はみなさんに対し「和光高校は『答えの無い問い』を考える学校」だという話をしました。覚えていてくれていたら嬉し いのですが、入学式の式辞でした。そして、「答えの無い問い」とは、立場によって答えが分かれる問題、現実社会に直結する問題だとも言いました。

今、ロシアがウクライナに侵略しています。軍隊を進めウクライナ市民を攻撃しています。ここで、私たちが考えなくてはいけないのは、「どうしたら戦争を止め、平和をもたらせるか」です。この問いの答えは簡単ではない。言うまでもなく、ウクライナとロシアでは立場が違います。答えは分かれます。この問いに「正解」があれば、少なくとも停戦の兆しぐらいは見えてよいはずです。しかし、簡単には見通せない。 和光高校の校歌の歌詞の結びは、残念ながら校歌をみなさんと一緒に歌う機会はほとんど持てませんでしたが、「ああ平和の砦 我ら和光」となっています。平和をつくりだす、平和を担う人を世に出していくことが、この学校の使命だと私は思っています。寒空の下、何の罪もない子どもたちが戦火におびえ、命さえ失っている中で、私たちは何ができるのか、考えねばなりません。
再び、3年前の入学式の式辞に戻ると、実はあの時、私はもう一つ続けようと思っていて、その時はしなかった話がありました。それは、「答えの無い問い」を考えると共に、「考えるべき問いを立てることが大事だ」ということです。「問い」そのものを自分たちで見出すということです。
ウクライナ情勢に引き寄せて、私なりに説明してみましょう。今回の戦争により、ロシアは経済制裁を受けています。そのため、国民は物価があがったり物が不足することにより、生活に困難をきたし始めています。「そうであるのになぜ国民はプーチン政権を支持し続けるのか」という問いが成り立ちます。過去の歴史の教えるところでは、戦争を起こせば政権への国民の支持が上がるということがありますが、同時に国民の支持を取り付けなければ多くのマイナス面もあるのに戦時体制を維持するのは難しいのも事実です。先ほどの問いには、「ロシアの国民は今回の事態に対し正確な情報を知らされていない。だから政府の言うことを信じ耐えている」という答えもある、と思います。実際にプーチン政権は、政府に批判的なメディアを弾圧し活動ができなくなるようにしていますし、軍に関する「偽情報」を流した記者は外国人であろうと逮捕し罰を与えることができるという法律を可決しました。ここから、さらに「それでは、日本のメディアはどうなるのだろうか」という問いに進んでいくこともできるでしょう。知り合いの新聞記者さんから聞いた話ですが、新聞が売れなくなり記者の数が減っている、だからある問題をじっくりと深く掘り下げて取材することが難しくなっているとか、追いかけるべきテーマがたくさんあるのに人手が足りないことも起きている、とのことでした。今、ネットを始めとして何らかの情報はすぐ見つけることができます。しかしその信憑性をどう判断するのか、なかなか難しいことです。多面的なものの見方、そして事柄に対する知識というものが必要になってきます。少し話が逸れましたが、「問いを立てる」ということは学びを拡げることになるし、しばしば私達が解決しなければならない問題の発見につながっていきます。和光高校という学校がみなさんにできるようになって欲しいと願っていたのは、このようなことでした。
ウクライナで起きていることは理不尽としか言えないことです。今日は、3月11日、11年前に東日本震災で被災した人たちも、何故こんな目に合わなくてはならなかったのだ、と今も感じている人がたくさんいます。そして、コロナです。皆さんの中には、「自分たちのこの2年間は何だったんだ、俺たちの青春を返せ」と思っている人もいることでしょう。昼ごはんを友だちとおしゃべりしながら楽しみたかったと多くの人が思ったのではないですか。本当ならこんなこともあんなこともできたはずなのに、と誰もが一度は考えたはずです。

長い人生の中では、残念ながら理不尽なことは起こる、これは人生の先輩として若者に伝えておかなくてはいけないことか、と私は思います。しかし、同時に、人間は仲間と共に困難を乗り越えていける存在なのだとも経験から感じます。「考えるべき問い」を探し出し「答えのない問い」を考え続ける中から、現実に立ち向かう力が生まれてくると確信しています。困難な中での旅立ちの時ですが、この学校での経験を活かし、みなさんのこれからの歩みが着実なものであることを心から願っています。
2022年3月11日
和光高等学校校長 橋本 暁

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