奥日光の戦場ヶ原・小田代ヶ原での野外観察(生物研究)

「生物研究」では毎年栃木県の奥日光と足尾へ。森林に棲息する野生生物と人間との関わりをテーマに、動植物の観察を通した野外学習が行われます。

初日の今日は、まず日光自然博物館前に位置するお土産屋にて野生のニホンザルによる食害の聞き取り調査を行いました。

夜は宿泊先の湯元温泉にあるスキー場にてニホンジカの夜間観察を実施。

講師として宇都宮大学の小金澤正昭先生も同行され、奥日光地域の野生動物管理に関するレクチャーをしていただきました。
2日目は奥日光の戦場ヶ原・小田代ヶ原・西ノ湖・千手ヶ浜にて見られる動植物の野外観察を実施。この日は日光自然博物館所属の学芸員の方に丸1日案内していただきました。

これは、シロヨメナと呼ばれるキク科の多年生草本。毒が含まれており、シカが食べない不嗜好性植物であることから、この地域では大量発生しており、初秋の時期から開花し始めています。

西ノ湖から千手ヶ浜へ向かう途中のミズナラ二次林(薪炭林)の中で、ニホンザルの群れを発見。これは、その中の一頭が50m程離れたところの切り株で休んでいるところです。