卒業生のことば

卒業生のことば

ウェブ担当SA 教員ブログ, 生徒会 タグ: ,
IMG_0959

柔らかい風に春の兆しを感じられる今日私たち228人は、無事に卒業の日を迎えました。対面での卒業式が開催されましたことを心から感謝するとともに、本日、緊急事態宣言延長の中、ご出席いただきました皆さま、誠にありがとうございます。

IMG_0965

本来なら一緒に祝ってくれる在校生たちの席がないことは残念ですし、歌や発表などが無くて寂しい気持ちもありますが、大切な卒業生の仲間たちや、先生方、おうちの方々と一緒に祝う事が出来て本当に嬉しくおもいます。この1年間の経験で、同じ空間に居られるということが、どんなに幸せなことだったのかを思い知らされました。

密になることを避けるという生活様式での1年間でしたが、本当は、高校3年生は一番密になりたい時期だったのではないかと思います。
みんなと一緒に、同じ教室、同じ校舎で過ごすこと、そんな当たり前だと思っていた毎日が、大切な大切な宝物のような時間だったんだと、今本当に実感しています。

一年前、3年生として挑む行事や、楽しみにしていた授業、目指していた進路、思い描いていたものすべてが、突然霧の中に隠されてしまいました。
霧はあまりにも突然に、あまりにも深く私たちをつつみ、方向がわからなくなり、ひとりぼっちに感じて、抜け出すことが出来ないように感じて恐くて不安でした。

でもそんな霧の中で前にすすみ始める事ができたのは、霧の中でも繋がっている和光の仲間や先生の存在を感じ合えたからです。

私たちがもがき苦しみながらも前を向いて歩き出したこの1年は、未知の脅威に向かって、自分たちなりの答えを探して確実に歩き出せた最初の一歩を作った年だったと、今は胸を張って言うことができます。

和光祭も、私たちが確実に歩き出した結果のひとつではないでしょうか。オンステがなくても、飲食企画がなくても、外来者がいなくても、新しい形を模索して、皆んなで話し合いながらできることを見つけて実現していきました。それぞれのクラスのオリジナルなアイディアで、今まで見たことがなかったような企画が集まり出来上がった、唯一無二の行事でした。内輪でごちゃごちゃ、みんなで笑い合うことができる、新しい私たちの和光祭は、みんなと一緒に導き出せた答えです。

それまでも、和光高校では自分たちで自分たちの周りの状況を判断し、考え合って答えを導き出す、みんなで話し合って頑張るしかない環境でした。
上手にも不器用にも共にそうやって進んで来た和光生の私たちだからこそ、あの和光祭は創り上げることができたのだと思います。

私たちの歩いてきた道は、みんなと一緒に笑い合って歩いて来られたおかげで、広くてしっかりとした道です。ここから私たちは、それぞれ別々に歩き始めますが、その先の道は細く凸凹かも知れません。コロナ感染という霧がかかって視界が閉ざされているかもしれません。それでも私たちは、みんなと歩いた時間の経験を力に、新しい道を切り拓いていけるでしょう。少し休んだり、立ち止まっても、また歩き出せる勇気と知恵を身につけた私たちは、和光生です。私たちの後ろには、みんなと歩いた道が足元まで続いているから、背中にそれを感じて、振り返らず前を向いていけると信じています。

これからも和光生が歩く太くて長い道が、輝く未来に繋がって、新しい和光高校が進化していくことを祈って、私の卒業の言葉とします。

2021年3月12日

卒業生代表 前生徒会執行委員長

和光高等学校の入学案内の資料一式を無料で送付しています。

資料請求