研究旅行に行ってきました⑤(絵画Ⅰ)
絵画の研究旅行テーマは「生き物」。
実際の生き物を目の前に生徒はどう感じ取って描いていくのか、楽しみです。
初日は和光高校から徒歩5分のクレイン乗馬クラブに伺って馬のスケッチに取り組みました。気に入った馬を厩舎から出したり、恐る恐る触れたりしながら、一生懸命描きました。性格の違いや、様々な仕草で感情を豊かに表現していることに気づきました。
府中市美術館にて作品鑑賞。お気に入りの作品を探してじっくりと絵を観ました。
みんなはどうしてその作品に惹かれたの?
絵画の中はどういう世界が広がっていると思う?
企画展示を担当した学芸員さんから描く人、見る人がいて作品が生きて動き出すことを教えていただきました。
神奈川県の山奥、清々しい空気に満たされた服部牧場を背景に、1日かけてそこに暮らす動物を水彩で描きました。牧場の動物たちもこれほど向き合ってくれる人が珍しいようで、近くでモデルになってくれていました。
最後に作品について話し、メンバーから言葉をもらって自分の作品がどう見えるのか興味津々に聴き合いました。
絵具メーカークサカベ工場では私たちが使っている油絵具ができる工程を見学し、自分たちの手で練って油絵具を作りました。色味のツヤ、伸び方は全ての工程にかかっており、それはまさに秘伝のレシピ。絵具はこんなにも緻密な工程を経て私たちの手元にやってくるのですね。
千葉県「市原ぞうの国」までスケッチのために少し遠出しました。生き物をじっくりと描くことはもちろんですが、触れてみた感触や、仕草で意思疎通した体験や、追いかけられたこと、人と生き物の隔たりがなくなるような素敵な経験になっているといいなと思っています。
感染症予防対策をしつつの研究旅行でしたが、天候にも恵まれた和やかな4日間、本当にお疲れ様でした!