自由に、自主的に生活時間割をつくる
3年生は和光の生活の集大成です。クラブ活動、行事だけではなく、「学ぶ」ことでも中心になります。毎日2時間の必修はあるけれど、幅広い選択講座のなかから、自由に、自主的に時間割をつくります。和光生である今の自分を充実させるため?将来へつながる力を確かめるため?
時間割づくりの考え方は自分次第です!
3年の紹介:青柳 まゆさん
未来を作る選択授業
私は2年生の終わり頃から音楽大学に進学したいと考えていたのですが、3年生の選択授業を通して自分の本心を知り、この先深く学んでいきたいことを見つけ出すことができました。
そのきっかけとなった授業は、S選択である「保育・教育」です。もともと母が保育士をしていることもあり、以前から少しだけ保育に興味がありました。授業の中では、こどもが社会と関わりを持つことの重要性を海外の幼児教育に触れながら学んだり、保育園でのこどもたちの様子を映した動画を見ながら行動の意図をみんなで考えたりしました。何気なく選んだ授業でしたが、回数を重ねていくうちにこどもや保育の面白さに惹かれていき、もっと保育について学びたいと考えるようになりました。進路を決める時に音楽か保育、どちらを選ぶべきかとても悩みました。しかし、今までやってきた音楽を活かしながら、保育について学び社会に貢献したいという気持ちが強くなったため、保育士を目指すことを決意しました。
他にも「音楽理論」や「絵画」、「声楽」などの授業をとっていたのですが、不思議と保育士に必要な要素を取り入れていたため全てが今後の学びに繋がるものでした。
和光高校の一つ一つの授業は、全く関係のないものに見えても、自分の未来を作る土台になります。興味があったけどいままで学ぶ機会がなかったものや、挑戦してみたいけど一歩踏み出せずにいる人は、和光高校の授業を通して自分の可能性を更に広げて欲しいと思います。
3年の紹介:増田唯芙樹さん
自ら考え動くために
和光高校での生活の中で、僕自身の中心になっていたものは野球部としての活動でした。最後の一年は部長を務めましたが、その中で特に大変だったことは、コロナウイルス対策づくりです。
3月から学校が休校期間に入り、部活動ができず、7月に開催される高校最後の大会に出場できるか先が見えない状況でした。その中で野球部としてはオンラインでミーティングを継続して行い、事前に連絡をもらっていた新1年生にも参加してもらい、直接会えないながらもできることをやっていました。
そんな中で休校期間が4月に収まらず5月一杯になる見込みになり、学校側に活動再開を求めました。当初は認めてもらうことができませんでした。しかし高校野球最後は大会に出場して終わりたかったため、対策を僕自身で作り学校側に提出し、部活内でも共有して感染対策を徹底して活動再開を認めてもらうことができました。
その中で僕が感じたことは、和光高校では生徒が自ら考えて動くことができるということです。今回はそのおかげで僕自身で対策を作ることができました。それと同時に自ら動くためには周りの力が必要なのだと思いました。今回対策を作る上では、顧問の先生や生徒会執行委員会の人たち、野球部の部員などいろいろな人が力を貸してくれたおかげで再開できたと思っています。
自分だけでできる範囲は限りがあるけれど、協力してくれる人がいるとできる範囲が広がる。それは部活動だけでなくクラス行事でも当てはまります。
僕が和光で学んだことは、自分で動くことも大事ですが、よりよくするためには協力して、できる範囲を拡大することがもっと大事であり、そのための人とのつながりも大切だということでした。
3年生の時間割の例
※コロナ感染対策のため時程変更して行っています。
3年生の必修授業から
3年生の選択講座
3年生では自由選択枠が9つがあり、多彩な選択講座の中から授業を選ぶことができます。文系・理系の枠にとらわれず、幅広い分野にわたって講座が用意されています。自分の興味・関心に応じて自由な組み合わせができます。実習や作業を軸とする授業、研究と討論を軸とする授業、制作をする授業など、さまざまな学習内容とそれに応じた授業形態で実施されます。少人数講座なので、じっくりと自分の進路を考えながら学習をすすめることができます。
卒業後の自分の進路について考える機会のひとつとして、「職業的選択科目」があります。自分が将来どのような職につくのか、どのような働き方が向いているのか、この授業を通して学びます。例えば、講師にプロの写真家や映画監督を迎え、現場で実際に使われている技術の一部を学ぶ講座もあります。
3年の紹介:中桐 衣麻さん
3年生の授業「自由選択C」とは
私は自分が好きなこと、将来の自分に役立ちそうな授業を選択しました。
好きなことで言えば「書」と「工芸」を選択しました。作品制作に向け黙々と書いたり、作業することにやりがいを感じられとても楽しく学べました。
「韓国語・朝鮮語」「外国人と日本文化」は自分の将来に向けて学べました。私はダンスをするために海外に行きたいと考えているので、言語や外国のことを学べるいい機会でした。「韓国語・朝鮮語」は韓国人の先生から授業を受けられ、基礎から教えて頂けま
す。発音が苦手だったのですが友達と会話をしたり、文章を読む機会がたくさんあり、日々の授業の中で上達していきました。「外国人と日本文化」は、外国人や海外で活躍している日本の方などの話を実際に聞く機会がたくさんありました。日本にいると感じるこ
とのできない海外の文化や価値観、生活などに触れられ、自分の価値観や当たり前を考え直すきっかけにもなりました。
高校生のうちから自分の興味のあることをしっかり学べ、実際に経験することは普通の学校では出来ないことだと思うのでとてもいい経験になりました。
3年の紹介:柘 鼓太郎さん
3年生の授業 「職業的選択科目(S)」とは
「専門調理」では様々なゲストを授業にお招きして、本格的な料理から簡易的な料理まで幅広いレベルの料理を和洋中さまざまなジャンルで作ることができます。また道具の正しい扱い方など調理以外のことも学ぶことができます。そして、テーブルマナーを学ぶためホテルにフィールドワークに行きます。他にも合羽橋道具街へ調理道具を見に行き、気に入れば購入するなどといったフィールドワークも行い、食に関することを最大限に学べます。私は今までなんとなく家で料理をしていましたが、専門調理をきっかけにもっと多くのことを知りたいという気持ちになりました。味、盛り付け方、栄養、と深い点が料理には色々あることもまた気づかされました。専門調理をとった人は料理することを続けられる力がつきます。
職業的選択科目には、講座名の末尾に「s」が付いています。
- ことばと世界
- 論説文
- 現代の世界
- 微積分
- 着彩実技
- 中国語Ⅱ
- 韓国語・朝鮮語Ⅱ
- 被服Ⅱ甲
- 古文
- 数学ⅡB演習
- 化学B
- 立体表現
- 写真表現s
- 英文解釈Ⅱ甲
- 口語英語ⅡB
- プログラミング演習
- 日本語と論理
- 社会思想
- 化学C
- 版画Ⅱ
- 被服Ⅱ乙
- 昔話と絵本を読む
- 漢文
- 日本史Ⅱ
- 生物A
- 物理C
- 絵画Ⅱ
- 工芸Ⅱ
- 口語英語ⅡA甲
- 近代文学
- ヨーロッパ史Ⅱ
- 「こころの時代」を考える
- 物理B
- 素描Ⅱ
- デザインⅡ
- 音楽理論
- 英文解釈と作文
- 日本史Ⅱ
- 数学ⅠA演習
- 生物B
- レクリエーションスポーツ
- 演劇Ⅱ
- 異文化研究Ⅱ(2022年度休講)
- 中国語Ⅰ
- 韓国語・朝鮮語Ⅰ
- 機械工学
- 物理A
- 声楽Ⅱ
- 現代文学を読む
- 代数
- 口語英語ⅡA乙
- 時事英語
- 食物Ⅱ
- コンピュータ制御s
- 福祉・ボランティアs
- 保育・教育s
- 古文
- 表現
- 微積分
- 現代天文学
- 美術史
- 書Ⅲ
- 英文解釈Ⅱ乙
- 外国人と日本文化
- 地域研究
- 化学A
- 人と自然s
- 図書館・博物館s
- スポーツコーチング演習s
- デザイン演習s
- アジアの社会と歴史
- 専門調理s
- カウンセリングs
- 映像s
- マーケティングs
- メディアと文章表現s
- 図形の世界
- 英語表現
- 現代の科学