自由に、自主的に生活時間割をつくる
3年生は和光の生活の集大成です。クラブ活動、行事だけではなく、「学ぶ」ことでも中心になります。毎日2時間の必修はあるけれど、幅広い選択講座のなかから、自由に、自主的に時間割をつくります。和光生である今の自分を充実させるため?将来へつながる力を確かめるため?
時間割づくりの考え方は自分次第です!
3年の紹介:佐々木 優也さん
発信力が身につく場
和光高校の生活はとても自由だと思います。自由、と聞くと、すごく楽なことだと思うかもしれません。しかし、私は楽だとは思いません。入学当初は何も考えずに、ただ毎日を送っていましたが、今思うとすごく難しいことに挑戦し続けていたのだと思いました。難しいこととは自分で考え発信するということです。和光の先生は決してすぐには答えを出してくれません。必ず自分もしくは自分たちで考えなければいけません。この自分で考えるということが和光高校の生活において、とても難しく、面白いところです。自分で考えて発信するということは授業のみではなくHRや部活動、生徒会活動と和光の生活すべてにおいて必要とされてきます。
和光高校では生徒自身がさまざまなことを考えつくり上げていくため、自分自身の考え方によって生活が変わっていきます。ある意味では自由な考え方ができますが、ある意味ではすごく難しいことを日々こなしていきます。私はそんな和光高校に魅力を感じ自分で考え発信する力を身につけてきました。これから生きていく上で本当に大切なことを学ばせてくれるのが和光高校だと私は思います。
3年の紹介:杉本莉菜さん
「予想外の学び」に出会える授業
3年生になると選択授業の幅も広がり、みながそれぞれの時間割で生活するようになります。選択授業の取り方は様々で、進学や将来のために必要な授業をとる人もいれば、完全に自分の興味や趣味でとる人もいました。私は後者です。進路についてあまり決められていなかった ので、文章を書くことや、心理や英会話など自分の興味に関連するものをとりました。私が特に印象に残っている授業は「口語英語ⅡB」です。
私は2年次にも「口語英語Ⅰ」をとっていました。この授業は名前の通りすべて英語で進んでいく授業なのですが、2年次と明確に違ったのはその話の内容でした。授業は、主に一人がエッセイを発表しそれをもとにみんなで質問したり、自分の意見を述べたりして、話し合いを作っていくというスタイルでした。本当にたくさんの授業がある中でみんなわざわざこの授業をとっているだけあり、とても意欲的なのも2年次との違いでした。内容も面白くて、週末何をしたかという話から、私たちは特定の宗教を持つべきか否かという話し合いまであり、様々なジャンルの話題を英語で話せる機会なんて、この授業をとらなかったら得られなかった 機会だと思います。
取らなければいけない授業だけでなく、なにかひとつでも興味のある物を是非とってみてほしいと思います。自分の予想外の学びを体験してみてほしいです。
3年生の時間割の例
3年生の必修授業から
3年生の選択講座
3年生では必修選択枠が1つと自由選択枠8つがあり、多彩な選択講座の中から授業を選ぶことができます。「自由選択C」は、文系・理系の枠にとらわれず、幅広い分野にわたって講座が用意されています。自分の興味・関心に応じて自由な組み合わせができます。実習や作業を軸とする授業、研究と討論を軸とする授業、制作をする授業など、さまざまな学習内容とそれに応じた授業形態で実施されます。少人数講座なので、じっくりと自分の進路を考えながら学習をすすめることができます。
「必修選択S」は卒業後の自分の進路について考える機会です。講師にはその道の「プロ」を特別教員として迎え、働く現場で実際に使われている技術を教わり、実習をしていきます。自分がどのような職に携わりたいのか、どのような働き方が向いているか、学ぶことができます。
- ことばと世界
- 論説文
- 現代の世界
- 微積分
- 立体表現
- 中国語Ⅱ
- 韓国語・朝鮮語Ⅱ
- 被服Ⅱ甲
- 古文
- 数学ⅡB演習
- 化学B
- 素描Ⅱ甲
- 英文解釈Ⅱ甲
- 口語英語ⅡB
- プログラミング演習
- 日本語と論理
- 社会思想
- 図形の世界
- 化学C
- 現代の科学
- 版画Ⅱ
- 英語表現
- 被服Ⅱ乙
- 昔話と絵本を読む
- 漢文
- 日本史Ⅱ
- 生物A
- 物理C
- 絵画Ⅱ
- 工芸Ⅱ
- 口語英語ⅡA甲
- 近代文学
- ヨーロッパ史Ⅱ
- 「こころの時代」を考える
- 物理B
- 素描Ⅱ乙
- デザインⅡ
- 音楽理論
- 英文解釈と作文
- 表現
- 日本史Ⅱ
- 数学ⅠA演習
- 生物B
- レクリエーションスポーツ
- 書Ⅲ
- 演劇Ⅱ
- 異文化研究Ⅱ
- 中国語Ⅰ
- 韓国語・朝鮮語Ⅰ
- 機械工学
- 物理A
- 声楽Ⅱ
- 現代文学を読む
- 代数
- 口語英語ⅡA乙
- 時事英語
- 食物Ⅱ
- 古文
- アジアの社会と歴史
- 微積分
- 現代天文学
- 美術史
- 英文解釈Ⅱ乙
- 外国人と日本文化
- 地域研究
- 化学A
- 図書館・博物館
- スポーツコーチング演習
- デザイン演習
- 人と自然
- 専門調理
- コンピュータ制御
- 福祉・ボランティア
- カウンセリング
- 映像
- マーケティング
- 保育・教育
- 写真表現
- メディアと文章表現
*2021年度より「職業的選択科目」開設
和光高校では、卒業後の自分の進路について考える機会の一つとして、職業的選択科目を用意します。普通科高校では通常はない授業を開講します。この科目では、自分が将来どのような職に就くのか、どのような働き方が向いているのか、について授業を通して学びます。例えば、講師にプロの写真家や映画監督をむかえ、現場で実際に使われている技術の一部を学ぶ講座もあります。
2020年度の3年生までは、「職業的選択科目」は「必修選択S」としてまとめられていますが、2019年度入学生が3年生に進級する2021年度から自由選択の中の指定された科目が「職業的選択科目」となります。
職業的選択科目の例(2021年度には講座の変更もありえます)
- 機械工学
- 図書館・博物館
- スポーツコーチング演習
- デザイン演習
- 人と自然
- 専門調理
- コンピュータ制御
- 福祉・ボランティア
- カウンセリング
- 映像
- マーケティング
- 保育・教育
- 写真表現
- メディアと文章表現