1年生の声

4、5月の休校期間中の学び、6月学校再開後の授業、自治活動、教員や生徒についてどのように感じているか、文化祭(11月初旬)前後で書いてもらいました。

A 僕は和光中学校に通っていました。中学時代に仲がよかった人とは、クラスが別々になってしまったのですが、すぐに新しい友達ができました。
休校中はオンラインの授業や、英語科の先生たちが作成したオーストラリアの紹介動画など、映像を通じた授業が印象的でした。
学校が再開し、最も心に残ったのが、世界史で習った「貧困」についての授業です。授業がきっかけとなり、帰ってからも自分で調べてみました。調べた内容はバングラデシュの児童労働の問題です。「自分がもしその働く立場だったら……」と考えるようになりました。「寄付もその人たちに届くとは限らない」という事実に衝撃を受けました。
また、国語の「3分間スピーチ」では、自分が喋る訓練になっただけでなく、クラスメイトのカミングアウトを聞けたりしてとても勉強になりました。

 

B 自粛期間は様々な課題が出される中で、2,3日に一度勉強する習慣を身につけるには丁度いい分量の内容だったように思います。毎日勉強する量としては不十分だった気がします。
自粛期間が明けてからの和光の授業では、他校の友達の話を聞く限り、他校に比べてプリントやレポート課題が多いと感じています。教科にもよりますが、単純な一問一答形式の問いではなく、自分の中で意見を持って文章などで答える力が求められていると思います。また、フェイスガードをしながらではありますが、グループワークなども徐々に再開し、自分自身が求めていた和光高校の学びが少しずつ回復しつつあることを実感しています。
今年度は体育祭やクラス合宿ができなかったことはとても残念ですが、新型コロナウィルス感染拡大予防の観点から考えれば仕方がなく、妥当な判断だったと思っています。文化祭は来校者なしで行われることになりましたが、初めてクラスで取り組む行事だったので、様々なことを試行錯誤しながら、ぶつかり合うこともありましたが、無事にクラス企画を完成させることができたので良かったです。

 

C 文化祭実行委員の仕事を通して、生徒が主軸になっていると感じています。生徒の組織が必要なものをすべて用意してドキュメントを共有しながら提案を作ったり、お知らせを作ったり。文化祭でも一から生徒たちの企画として自分たちが運営します。HRでは「議長」「中央委員」など中学にはなかった役職があります。委員長や副委員長などの三役はクラスの中で動くものですが、実行委員は行事全体を成功させるために動くものだから、会議も緊張しました。

 

D 個性ある先生が多いです。一人ひとりの教員が本当に親身になってくれます。そして、授業を通して自分から動けばもっと教員が寄り添ってくれて、助けてくれることを知りました。自ら動かないと何も変わらないと思います。
自粛期間は、人に聞くことが出来なかったからわかりやすい動画があってよかったです。ノートにまとめたりコツコツ取り組んだりすることが出来ました。
学校が再開して改めて友だちに会えて嬉しかったです。SNSで事前に繋がっていたこともあり、話しかけやすい雰囲気もありました。やっぱり授業を教室で受けられて嬉しかったです。

 

E どんな人がいても否定しないということを授業を通してわかりました。出来ない人にも丁寧に教えてくれて、間違えても大丈夫という雰囲気を先生たちが作ってくれていると思います。
自粛期間中は、わからないところがあったらどうしようと不安になっていました。でも動画授業はわかりやすかったし、わからないところがあっても先生にメールをしたら、わかりやすく丁寧に、わからなくなる前に戻って教えてくれた。先生に何回でも聞けると知れて、安心感が持てました。
学校が再開して、自粛期間中にSNSで先に繋がってしまっていたのが嫌でした。自分自身、人見知りで話すことが出来ていないため、上辺だけの友だちが出来てしまったと感じました。そして改めて、直接会って話した方がより深く仲良くなれる友だちが出来ると思いました。

 

F 小学生の頃から縛られる、ということが苦手だった私は、中学生になるとより強くそれを感じるようになりました。なぜみんなと同じじゃなきゃダメなのか、なぜ数ヶ月しか関わらない先輩に敬語を使わなきゃならないのか、すごくストレスになっていきました。
そんな中、母から和光高校を勧められ、文化祭に行き、のびのびと生活している和光生にとても魅力を感じました。
そうして和光に入学しましたが、最初は戸惑いの方が多かったです。授業のスタイルも生徒の様子も全てが中学時代とは違い、自分の中にあった「普通」というものを改めて考えさせられるようになりました。どんな個性や意見を出しても受け入れてくれる人が周りにいる環境はすごくありがたいと思います。
入学してしばらく経っても和光の自治、というものがいまいちピンときていませんでしたが、実際に文化祭に関わることでいかに生徒中心なのか、それがどれほど大変なことなのか強く感じました。先生の言うことに対して受け身でいるだけだった自分にとって、自らなにかを作り上げていくということはとても難しいことでしたが、最終的に得られるものは非常に多いと感じます。

 

G 和光の雰囲気は呼び方や話し方に表れていますが、同級生、性別、学年の距離が近いです。先輩に対しても最初は敬語を使っていたけれど「使わなくていい」と言われました。これっていいと思いました。先輩が友達の一人のような関係に思えて、例えば「先輩にこき使われる」みたい感覚がなくなります。遊ぶときなども男子と女子で分かれません。
HRは生徒が主体になります。中学との大きな違いは、会議の中身を先生が決めるのか、生徒が決めるのかの違いです。生徒同士で動いているほうが、みんなわかっているから違う意見を出しやすく、何より楽しいし進みやすくもあると思います。先生は見守り、意見を言ってくれます。
英語は、中学時代はCDを聞いて読んで書くという流れの繰り返しが主でした。でも和光高校の英語では実際に会話することが新鮮でした。実用性を軸にするこの方法に共感しています。中学では先生が全員に教えるスタイルが主でしたが、高校では生徒同士で助けあって学んでいきます。生徒自身がお互いに調べ相談しあって取り組む授業は、話せるようになるし、自分の身になる実感があります。テストに向けてだけの授業ではありませんが、例えば文法的な学習についても、自ら質問していけばどんどん学べる環境があります。